◎介護福祉士 わたしの合格体験記(第5回)
2025.12.01
介護福祉士国家試験の受験体験談をご紹介!今回は試験直前の勉強について!

ちえ さん
現在の職業:障害者通所支援(生活介護)職員
受験時の職業:大学生
第37回試験受験⇒合格!(受験回数:1回)
合格へのカギ
・今まで使ってきたテキストを解き込む!
・何はともあれ睡眠時間は死守する!
これだけは気をつけてほしいこと
これが今回私のお伝えしたいことの全て、は言い過ぎかもしれませんが…
試験直前の今、何よりも大切なのは体調管理です。
私はちょうど1年前(2024年12月上旬)、インフルエンザにかかってしまい、1週間何もできませんでした。夜12時を過ぎても勉強するなど、色々と無理がたたっていたのが原因だと思っています。
寝て心身を休めることで知識が頭に定着するとも言われています。焦る気持ちがあるかもしれませんが、今の時期は「睡眠も勉強時間」と割り切って休むことも必要です!
いつから勉強を始めましたか?
過去問や模試は受験年度の4月から学校で解いていましたが、卒論の提出をした10月末から本格的な受験勉強をスタートしました。
直前までの成績はどんな感じでしたか?
受験年度の5月から、2か月ごとに1回くらいのペースで学校で模試を受けていて、1・2回目は100点台と余裕のスタートを切ったものの…
3回目に「生活支援技術」で全然点数がとれず、80点台と20点近く下がってしまったんです。合格点ギリギリになってしまったため、「これはマズい」と集中的に勉強して、5回目(直前)では100点台に戻ることができました。
12月の勉強スタイルは?
メインの勉強時間=通学時間
通学に2時間かけていたので、勉強は主に電車の中でしていました。これだけで1日4時間の勉強時間が確保できていたんですよね。
座れたときは単語帳や自作の「まとめノート」を広げて、立っているときは過去問のアプリを使って、スキマ時間を有効活用するように心がけていました。
SNSや動画サイトを見たくなる誘惑に負けそうな瞬間もありましたが、「たった1か月半だけ我慢すれば、また好きなだけ見られるから」と考えて、移動中は勉強をするようにしていました。
ダブル受験だったので…
社会福祉士とのダブル受験だったので、1週間のうち介護福祉士の勉強にあてていたのは2日間くらいでした。でも、試験本番の2週間前からは介護福祉士の勉強に集中するようにしました。今まで解いてきたものをひたすら解く!
この時期から新しいものに手を出す余裕はなかったので、今まで解いてきた『過去問解説集』と模擬試験を何度も繰り返し解き、分からないところは「まとめノート」に整理したり、A3サイズの大きなノートに書きなぐって覚えたり、とにかく「書いて頭に叩き込む」を徹底していました。
同じ問題を何度も解くと選択肢の○×を覚えてしまい、スラスラ解けて知識が定着している気になってしまうかもしれません。だから、解答そのものではなくて単語の意味や○×の根拠まできちんと説明できるかどうかを確認してみてください。
友人たちとの教え合いも効果的
いつも一緒にいた友人たちと、お互いの得意・不得意な分野の教え合いをしていました。「誰かに教える」ためには、まずは自分の中でしっかり理解していなければできないので、自身の理解度チェックとしても役立ちました。
オススメの本
中央法規の『介護福祉士国家試験過去問解説集』は、解説の中の重要なところが赤シートで隠せるようになっていたので、わざわざ自分でマーカーを引かずに済み、勉強しやすかったです。
あとは『クエスチョンバンク介護福祉士国家試験問題解説』(メディックメディア)は図表が多いので、文章だけでは理解しづらい内容を確認するときに使っていました。
試験前日・当日の持ち物チェックはしっかりと!
当たり前ですが「受験票」がなければ受験できません。私はとても心配だったので、前日と当日合わせて5回くらい、荷物の中に入っているかを確認しました(笑)
あと、普段スマートフォンで時間を見ている人は、試験中は使えないので、時計を用意するのを忘れずに!
最初にもお伝えした通り、ベストを尽くすにはベストなコンディションでいることが重要です。しっかり勉強するのはもちろん大切ですが、体調管理も同じくらい大切にしてほしいと思います。
