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ファイナンシャルプランナー太田差惠子の「お金のチカラ」

何歳からでも「人生これから!」

 先日、住宅リフォームをされたお宅を取材してきました。80代のご夫妻。80になったばかりの奥様はお元気ですが、80代後半のご主人は脳梗塞の後遺症で歩行がゆっくりです。
 もともと床は全室フラットで、要所には手すりが備わっていました。安全対策はぬかりないわけです。問題は動線が悪く「不便」なこと。システムキッチンの位置を変え、開口部を増設。工事費用は1000万円を超え、大改修でした。築2年のまだ新しい物件です。

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 80歳を超えて、こういう工事に踏み切るケースは少ないように思います。「あと何年暮らせるか分からない」、「もったいない」と考えるような気がします。もちろん、資金があるかどうか、などいろんな条件のもとですが、人生は何歳になっても「これから」なんだなあと思った一件でした。
 奥様は「最高です。リフォームしてよかったわ」と大満足。ご主人も移動が楽になったので、書斎とダイニングを行ったり来たりすることが増えたと喜んでおられました。
 お2人の姿を見ると、「もったいない」の正反対!

 その数日前に、こんな出来事もありました。
 今年49歳になる友人と久しぶりに会いました。彼女のここ数年のマイブームは着物。無料の着付け教室で学びました(テレビCMしているところ。そこでは着物は1着も購入しなかったそうです)。以来、ランチとかちょっとしたお出かけに着物を着るといいます。ネットオークションで着物を数千円と格安で購入しているとか。
 着物を着るようになり、髪をアップにすることが増えたそう。すると、耳が見えるので、昨年思い切ってピアスをあけたといいます。
 「ピアスって、化粧の一部分みたいなもの」と彼女。化粧感覚でピアスを楽しんでいるのです。
 もうすぐ50歳という年齢でピアスをあける人って珍しいでしょう。

 2人の女性を見ながら、なんだか「いくつになっても人生これから!」とワクワクしてきました。
 と、そこへ数年も会っていない女性から(たぶん60代)、新刊本が送られてきました。彼女の書いた本かと思えば、彼女の夫の本でした。
 でも…、あれっ、夫の名前が…。違うぞ。
 数年前に離婚再婚したのだそうです。


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プロフィール
太田差惠子
(おおた さえこ)
AFP(日本FP協会会員)、介護・暮らしジャーナリスト、NPO法人パオッコ(離れて暮らす親のケアを考える会)理事長。高齢化社会においての「暮らし」と「高齢者支援」の2つの視点からの新しい切り口で新聞・雑誌などでコラム執筆、講演活動等を行う。2007年6月に『故郷の親が老いたとき―46の遠距離介護ストーリー』(中央法規出版)を上梓。
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