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ファイナンシャルプランナー太田差惠子の「お金のチカラ」 2007年07月

ケアマネの影響力

 先日、大学4年生の女性と話す機会がありました。専攻は社会福祉学科だそうです。希望する就職先は介護関係。

 福祉の道を志したのは、ご両親が祖父母を介護する様子を見ていてだとか。
 「父の両親は遠方に暮らしていました。両親は、祖父母の元気なころから、たびたび実家に通っていました」
 彼女が高校生で進路に迷っていた時期、そんな祖父母の2人暮らしが危機に。まず、祖母さんが倒れたそうです。
 母親はパートを辞めて、単身、夫の実家へ行き、介護に専念する覚悟をしました。



1泊8000円の休暇

 このブログでも書いたことのある、フラメンコの先生をしている友人と、神戸のホテルで1泊。「ストレスいっぱい。遊ぼー」というメールをもらったその日、ちょうどユーウツなこともあって、そそくさとお誘いにのりました。
 先日、盛大な結婚式をあげたあの一流ホテル! ウェブで予約すると、ビジネスホテルと変わらない価格で泊まれます。
 それでも、ケチ精神が芽をだして、低層階を予約したのですが、空いていたのでしょう。通されたのは27階、みごとな景観!
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27階の窓から。メリケン波止場。



「50万の祝儀は高過ぎ!」by成年後見制度

 知り合いの女性は、母親の成年後見人になっています。

 成年後見制度とは、認知症などで判断能力が低下している人を保護し、支援する制度。
 家庭裁判所が選任した成年後見人は、本人の利益を考えながら、本人の財産を管理したり、契約を代わりにしたりします。本人がおこなった契約が不利益なものであれば、あとで取り消すこともできます。
 後見人には弁護士や司法書士などがなることもありますが、特に制限はなく、親族がなる場合も珍しくありません。

 先日、彼女は怒っていました。



お年寄りに大量のダイヤや真珠…(>_<)

 「6,000万円あった貯金を使い切った後もクレジット契約」
 またまた、認知症のお年寄りを相手に異常な取引をした業者の報道を見かけました。
 京都市内の70代の女性が多額の宝飾品を購入させられたとして、宝石店とクレジット会社に対して、損害賠償を求める訴えを起こしたというのです。大手の宝石店なだけに、ショック、というか、がっかりというか、悲しい。

 福島県では、高齢者にオレンジを1箱1万円で売りつけた男が逮捕されたそうです。映像では80代の男性が、「怖くて、代金を支払った」と言っているようすが映されていました。

 そういえば、北海道では「さおだけ」を2本3万円で売りつける訪問販売の被害が多発しているとか。



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プロフィール
太田差惠子
(おおた さえこ)
AFP(日本FP協会会員)、介護・暮らしジャーナリスト、NPO法人パオッコ(離れて暮らす親のケアを考える会)理事長。高齢化社会においての「暮らし」と「高齢者支援」の2つの視点からの新しい切り口で新聞・雑誌などでコラム執筆、講演活動等を行う。2007年6月に『故郷の親が老いたとき―46の遠距離介護ストーリー』(中央法規出版)を上梓。
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