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ファイナンシャルプランナー太田差惠子の「お金のチカラ」

ケアマネさんの対応にひとこと ◆不満と工夫編

ケアマネさんの対応で嬉しく思ったことや不満はどんなことですか?
 私の主宰するNPO法人パオッコに寄せられているクチコミ情報から、先週に続き、「不満」と「コミュニケーションの確保で工夫していること」をご紹介します! 老親と別居している子の声です。

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 まずは「不満」から…。
■現在お世話になっているケアマネさんはしっかり勉強されていますが、母の時には「自分の親でしょう。自分で考えて下さい」ときつく言われて困りました。
■ケアプラン変更をお願いしたとき、常勤でなかったので、連絡がなかなかつかず、ずいぶん時間がかかり、やきもきしました。
■ヘルパーさんに対する父母の不満を伝えるが、ヘルパーさんの肩を持った発言をする。
■業者、近所等に情報がもれているようで、ケアマネしかしらない事柄を知っていたり、次々業者が訪れる。つっけんどんな感じ。両親が不安がっている。
■母と相性の悪くなってしまったヘルパーの交替になかなか応じてくれない。すると、母は突然ヘルパーさんを断ってしまいました。母の話を、もう少しゆったりと聞いてくれたらいいのにと思うことがありました。ケアマネさん、いそがしすぎ!…大変そう。
■時間がないので(ケアマネジャー)1人15分といわれた(相談もあまりできない)

 以上のような声があります。「多忙」が一因なのでしょう。
 そんななか、コミュニケーションを確保するうえでの工夫点とは?
■困っていることを具体的にメモして相談にのってもらった。時間も短縮できてよかったと思う。あとは利用してみてよかったこと(物)など、こちらの情報も伝えるようにしている。
■ファックスやメールを利用して、連絡事項が残る形にして連絡を取る。
■窓口は1人(キーパーソン)にして連絡をとる。
■実家においてある連絡ノート(母本人、ヘルパーさん、弟も読みます)、主に電話、手紙。現在Eメールでの連絡をお願いしています。
■何かあったときは電話で相談したり、直接報告に行ったり、「よろしくお願いします」、「ありがとうございます」と、こちらの気持ちは、ていねいに伝えるようにしています。

 ケアマネさんのほうからも、対象者の子どもに対して要望などがあればおしえていただければうれしいです。互いに少しずつ歩み寄ることができれば、それは対象者の笑顔につながるのではないでしょうか。


※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
太田差惠子
(おおた さえこ)
AFP(日本FP協会会員)、介護・暮らしジャーナリスト、NPO法人パオッコ(離れて暮らす親のケアを考える会)理事長。高齢化社会においての「暮らし」と「高齢者支援」の2つの視点からの新しい切り口で新聞・雑誌などでコラム執筆、講演活動等を行う。2007年6月に『故郷の親が老いたとき―46の遠距離介護ストーリー』(中央法規出版)を上梓。
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