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ファイナンシャルプランナー太田差惠子の「お金のチカラ」

お年寄り注意報★生命保険トラブル

 このブログをはじめてから、何度か高齢者を狙う悪徳業者のことを書いた記憶があります。

 また、また国民生活センターのトップページにこんな文字をみつけました。
 「高齢者に急増!生命保険の販売トラブル」
 高齢者を狙うのは、いわゆる悪徳業者だけでないことが問題を難しくしているように思います。

 特徴は…、
・「資産運用」や「個人年金」をうたった保険を勧誘されている
・ 子や孫を被保険者とする保険を契約させられている
・ 本人の意に反して、契約内容を書き換えられている
・ 高額な保険料を支払わされている
 というものが多いそうです。

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 こんな事例が紹介されています。
 80代の女性のケース。満期を迎えた500万円を生命保険の営業員に預からせてほしいといわれた。お金は預貯金にしたいと常々考えていたが、「預貯金のようなもの」と説明されたこともあり、営業員にお金を預けることにした。営業員の運転する自動車に乗って、その日のうちに口座のある金融機関に連れて行かれた。金融機関では、営業員の言うとおりに手続きをした。
 しかし、これが実は、預貯金ではなく個人年金保険だった。解約したところ、500万円のうち20万円が減額されてもどってきた。

 うわっ、オソロシイ。営業員の車で銀行に乗り付けるなんて……。
 高額なものを契約するときは、必ず誰か自分以外の者にも契約書を確認してもらうようにしましょう。お年寄りに限らず、若い世代にもいえることです。
 そして、その対象物は自分にとってほんとうに必要なものであるかを考えることも必要です。
たとえば保険なら…。預貯金とは違ったメリットは? デメリットは?
 たとえ契約後でも、「デメリット」のほうが多いなら契約解消を考えることが大切です。わからないことや不信に思うことがあれば、なるべく早く消費生活センターに相談しましょう。

 「お年寄り注意報★」なぁんて命名してしまいましたが、次はなにを書くことになるのやら。


※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
太田差惠子
(おおた さえこ)
AFP(日本FP協会会員)、介護・暮らしジャーナリスト、NPO法人パオッコ(離れて暮らす親のケアを考える会)理事長。高齢化社会においての「暮らし」と「高齢者支援」の2つの視点からの新しい切り口で新聞・雑誌などでコラム執筆、講演活動等を行う。2007年6月に『故郷の親が老いたとき―46の遠距離介護ストーリー』(中央法規出版)を上梓。
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