ページの先頭です。

ホーム >> 家庭介護サポーターズ >> ファイナンシャルプランナー太田差惠子の「お金のチカラ」
ファイナンシャルプランナー太田差惠子の「お金のチカラ」

「求めない」

 書店の目立つところにCDケースサイズの正方形の本が平積みされていました。
 あっ、これだ!
 テレビの情報番組で、すごく売れているといっていました。
 『求めない』(加島祥造著 小学館)。
 なんとなく心ひかれ、購入。
 
 翌日、娘がちょっとした人間関係のことでブツクサ言っていました。
 わたしは買ったばかりの本のことを思い出しました。
 「ねえ、ねえ、いい本買ったから、読んでごらんよ」
 えっ、なに…?怪訝そうな娘。

続きを読む

 四角い本を見せました。
 興味深そうに手にとる娘。

 「求めない― 
 すると
 心が静かになる」

 「求めない―
 すると
 楽な呼吸になるよ」

 2人ではまって、あちこち拾い読み。
 「求めない―
 すると
 求めなくっても平気だ
 と知る」
 「求めない―
 すると
 失望しない」

 なんだか気持が軽くなっていく不思議な響きです。
 で、わたしは調子に乗りすぎました。
 彼女がその後も愚痴るたびに、
 「もとめなーい!」と連発。

 すると、ひとこと言い返されました。
 「おかあさん、なんにも求めないって、向上心がなさ過ぎだよ」

 それもしかり…。
 実は、時間がなくて拾い読みから進んでいないのです。
 きっと、もっと深い意味があるのでしょう。
 はやく、読もう。
 けれでも、タイトルだけでもじゅうぶん心に響き、かばんに入れておきたくなるのはなぜでしょう。


※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

コメントを投稿する




ページトップへ
プロフィール
太田差惠子
(おおた さえこ)
AFP(日本FP協会会員)、介護・暮らしジャーナリスト、NPO法人パオッコ(離れて暮らす親のケアを考える会)理事長。高齢化社会においての「暮らし」と「高齢者支援」の2つの視点からの新しい切り口で新聞・雑誌などでコラム執筆、講演活動等を行う。2007年6月に『故郷の親が老いたとき―46の遠距離介護ストーリー』(中央法規出版)を上梓。
oota-book.jpg
メニュー
バックナンバー
その他のブログ

文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books