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野田明宏の「俺流オトコの介護」

在宅介護者に寝正月は ない

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 昨年末に引っ越して、新年を新たな環境下で迎えた。寒波到来で冷え込み厳しいながらも、我が家の窓越しに見る元旦の日の出の勢いはなかなか力強いモノだった。
 大晦日。普段どおり午後10時前に消灯。何年前になるか記憶の外になってしまったけれど、母がテレビの配線コードを真っ二つに噛みちぎりそこなって以降、テレビは我が家から消えた。年末特番やら紅白には、もう縁がない。
 深夜、母が噎せる。過激な噎せでもないことを耳で確認しながら、布団の中で様子見ならぬ様子聞き。自然と噎せは治まった。改めて眠りに。
 元旦の午前3時半。母の尿取りパッドを替える。パッド確認。尿量&尿色。OK。
 胃ろうの周囲に出ている浸出液をティッシユペーパーで拭き取る。
 母の朝食は早い。エンシュアの滴下は午前4時半から始める。正月も同様。エンシュアと白湯、250ccづつの計500ccを胃へ入れるのに約1時間。
 その後、改めて夢を貪りに!
 午前8時30分。部屋を暖めつつ完全起床。
 午前8時45分から母の着替えを始め、入浴椅子へ着座させて一段落。
 在宅介護者に寝正月はありえない。
 

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コメント


これが野田さん家のお正月風景なんですね。
生活感がリアル。
寝正月を選択することができない。
在宅介護の現実かあ!
この現実と事実は重いですね。
これからも、もっともっと発信してください。


投稿者: ヨコハマあほうどり | 2011年01月19日 11:11

ヨコハマあほうどり さま

まあ、こんなんでよければ、いくらでも発信しますが、
我が家だから写真付きで発信できますが、
他家となると、とても難しいですね。
そこが、これからの課題なんです。
実は、ズート以前から課題なんですが、
他所様の在宅介護を撮る 紹介するということは
本当に難しいです。
もっともっと、重くて深い現実があるのに です。


投稿者: 野田明宏 | 2011年01月20日 20:04

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プロフィール
野田明宏
(のだ あきひろ)
フリーライター。1956年生まれ。約50カ国をバックパックを背負って旅する。その後、グアテマラを中心に中央アメリカに約2年間滞在。内戦下のエルサルバドルでは、政府軍のパトロールにも同行取材等etc。2002年、母親の介護をきっかけに、老人介護を中心に執筆活動を開始。2010年現在、83歳になる母と二人暮らしで在宅介護を続ける。主な著書は『アルツハイマーの母をよろしく』『アルツハイマー在宅介護最前線』(以上、ミネルヴァ書房)など多数。『月刊ケアマネジメント』(環境新聞社)にて、「僕らはみんな生きている」連載中。
http://www.noda-akihiro.net/
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