知っていますか? 6月11日は「学校図書館の日」 図書館は自分の“好き”が見つかる宝箱
2026/06/08
学生時代、休み時間や放課後に学校の図書室へ通った思い出はありませんか?懐かしい本の匂いや、静かで落ち着くあの空間。
実は、毎年6月11日は「学校図書館の日」と定められています。
私たちがなにげなく利用していた学校の図書館(図書室)には、子どもの成長を支える大切な役割と、時代に応じた進化の歴史があります。今回はその由来と、現代の学校図書館の魅力についてご紹介します。
なぜ6月11日? 「学校図書館の日」の由来
「学校図書館の日」は、公益社団法人全国学校図書館協議会(全国SLA)によって制定されました。
きっかけとなったのは、1997年(平成9年)6月11日に公布・施行された「学校図書館法の一部を改正する法律」です。12学級以上のすべての学校において、専門的知識をもつ「司書教諭」の配置が義務づけられました(11学級以下は努力義務)。司書教諭は、教員免許を持ちながら学校図書館の専門職務を担う先生です。環境づくりや授業での活用サポートなど、非常に重要な役割を果たします。
この法改正により、学校図書館は単に「本を置いておく場所」から「子どもの学びを豊かにする場所」へと大きく進化を遂げることになりました。この転換点を記念して、6月11日が記念日となったのです。
誰にとっても身近な「本の世界への入り口」
地域の図書館や大型書店に頻繁に足を運ぶ子どもは限られているかもしれませんが、学校図書館は、学校へ行きさえすれば誰でもアクセスできる最も身近な場所です。
インターネットで瞬時に情報が手に入る現代だからこそ、あふれる情報の中から信頼できる知識を選び取り、体系的に深く学ぶために「良質な書籍」の存在がこれまで以上に不可欠になっています。
物語を通じてまだ見ぬ世界を冒険し、新しい知識と出会う――学校図書館は、子どもたちにとってまさに「宝箱」のような場所なのです。
単なる読書の場ではない! 現代の3つの役割
現代の学校図書館はさらに進化しており、大きく分けて、次の3つの重要な機能を持っています。
①読書センターとしての機能
お気に入りの物語に出会うことで、豊かな感性や想像力、思いやりの心を育みます。
②学習・情報センターとしての機能
授業での調べ学習や探究学習、自由研究のために、正しい情報や資料を探し出すスキル(情報リテラシー)を身につける場です。GIGAスクール構想によるタブレット端末の活用が進む現代だからこそ、デジタルと本を掛け合わせた学びが重視されています。
③心の居場所(サードプレイス)としての機能
教室や運動場とは少し違う、静かで誰もが安心して過ごせる「ほっと一息つける場所」としても機能しています。
このように、学校図書館は子どもたちの知的好奇心を満たすだけでなく、学校生活を健やかに送るための大切な拠点となっています。
出会いの1冊が、一生の宝物になる
子どもの頃に学校図書館で偶然手にとった一冊が、その後の人生や将来の夢に大きな影響を与えることも少なくありません。
中央法規出版では、小学生・中学生の「知りたい」「読みたい」という好奇心に寄り添う、学校図書館・公共図書館向けの児童書の刊行をスタートしています。
「学校図書館の日」をきっかけに、今一度、子どもたちと本の関係に目を向けてみませんか? 「学校図書館の日」に合わせた特設コーナー作りや日々の選書にぜひお役立てください。
