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汐見先生と考える 子ども理解を深める保育のアセスメント

内容紹介

保育におけるアセスメントがわかり、子ども理解が深まる

保育者の仕事の核となる子ども理解には、「いま目の前にいる子どもの姿をどう捉え、理解し、健やかな成長を援助できるか」という「アセスメント」が欠かせません。本書では、汐見稔幸先生と一緒に、マンガやイラスト、写真から保育におけるアセスメント手法を具体的にわかりやすく理解することができます。

注目の5園の実践を知ることで、自園に役立てることができる

第2部には、子どもの姿をエピソードで共有する、子どもの「つぶやき」から保育を開始する、観察の基準を作り保育者の視点を統一する、といった5つの園のアセスメントに基づいた保育実践を掲載しています。
各園の実践を通して、自らの保育を振り返り、保育の質を高めることができるでしょう。

編集者から読者へのメッセージ

 保育業界ではあまり使われてこなかった「アセスメント」という言葉。
 初めてこの言葉を聞いたという方にも、これまでなじみがなかった方にも、言葉を聞いたことがあるけど実は意味がよくわかっていないという方にも、マンガや実践を通して、具体的にアセスメントを理解できる内容になっています。
 第2部に登場する5つの園の取り組みのなかには、皆さんの園でも活かせるポイントが見つかるはずです。本書がアセスメント手法を身につける一助になれば幸いです。

主な目次

第1部 アセスメントを理解する
その1 「アセスメント」ってなんですか?
    「アセスメント」ってなんでしょう
その2 「子ども理解」って何?
    「子ども理解」にまつわる誤解
    理解を「アンダースタンド」という理由
    子ども理解と「共感」
その3 「保育の質」ってどういうこと?
    保育の質を高めるために保育所もアセンスメントを
    保育の質をどんなふうに高めるの?
その4 さあ、アセスメントしましょう
    アセスメントってどうすればいいの?
アセスメントの大まかな手順は?
アセスメントの手順①
アセスメントの手順②
その5 アセスメントの大前提:観察する力
観察と記録のレッスン①
観察と記録のレッスン②
観察と記録のレッスン③

第2部 うちの園ではこうやってます! 保育アセスメント
レポート1 東京家政ナースリールーム
レポート2 RISSHO KID’Sきらり
コラム 世界の保育を見てみよう テ・ファリキ(ニュージーランド)
レポート3 みかり会
コラム 世界の保育を見てみよう レッジョ・エミリア・アプローチ(イタリア)
レポート4 うらら保育園
レポート5 カミヤト凸凹保育園

ぼくが夢見る未来
ぼくが保育園を作るなら……

著者情報

著=汐見稔幸(しおみ・としゆき)
東京大学名誉教授。家族・保育デザイン研究所代表理事。全国保育士養成協議会会
長。エコカレッジぐうたら村村長。保育と保育周辺の専門家たちとの協働により、保育の本質に迫るセミナーや研修を行っている。NHK『すくすく子育て』の出演でもおなじみ。著書多数。