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保育所・認定こども園・幼稚園対応 配慮を必要とする子どもの「個別の支援計画」 5つのステップで取り組みやすい!

内容紹介

5つのステップで計画を作成できる!

 本書は、保育所・認定こども園・幼稚園における、配慮を必要とする子どものための「個別の支援計画」の立て方を解説した本です。
 記入項目は、「現状」「アセスメント」「目標」「支援方法」「結果」のたった5つ。
 それぞれのステップについて具体的な取り組み方が解説されており、手軽に計画作成に取り組むことができます。

発達に応じた支援がわかる!

 第2章では、子どものタイプ別の計画実例を全23パターン収載しています。
 計画実例から発達の見方や具体的な支援方法を参考にすることができ、「計画の書き方」だけでなく「発達に応じた支援の仕方」についても学ぶことができます。
 また、1パターンにつき2~4回分の計画実例を収載しており、計画の見直しやPDCAの回し方がわかるようになっています。

子どもを変えず、周りを変える「支援計画」

 保育所保育指針には、「障害のある子どもの保育については、一人一人の子どもの発達過程や障害の状態を把握し、適切な環境の下で、障害のある子どもが他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう、指導計画の中に位置付けること。また、子どもの状況に応じた保育を実施する観点から、家庭や関係機関と連携した支援のための計画を個別に作成するなど適切な対応を図ること」と、配慮を必要とする子どもに対する指導計画作成の重要性が示されています。
 「指導」というと、あるべき姿に向かって子どもを「変える」という意味にとらえられがちです。
 変えるべきは子どもではなく、子どもが少しでも生活しやすくなるための保育者の対応や周りの環境であり、そのための手立てが「支援」であるという意味を込め、本書では「個別の『支援』計画」という言葉を用います。

編集者から読者へのメッセージ

本書は、単なる計画作成のハウツー本や文例集ではありません。
計画作成を通して、「子どもがもっている力(その子らしさ)を発揮できるように支える」という視点をもち、子どもの発達のとらえ方や発達に応じた支援の方法を学ぶことができる内容となっています。
子どもをきめ細やかに支援するための手助けとして、広くご活用いただければ幸いです。

主な目次

第1章 「個別の支援計画」の意義と立案方法
 「個別の支援計画」とは
 「個別の支援計画」を立てる意義
 「個別の支援計画」を立てる際の心構え
 「個別の支援計画」の立て方 ~5つのステップとPDCA

第2章 タイプ別「個別の支援計画」立案実例
 集団活動に参加できない
 切り替えが難しい
 友だちとのトラブルが多い
 生活習慣の自立が進まない
 コミュニケーションがとれない
 乱暴な行動や暴言・かんしゃくが見られる
 一人が大好き
 運動や手先を使うことが苦手
 愛着に課題がある
 行動の統制がとりにくい
 まじめで融通が利かない
 わざと困った行動をする

資料・シート

著者情報

藤原里美(ふじわら さとみ)
一般社団法人チャイルドフッド・ラボ 代表理事

公立保育園勤務・東京都立小児総合医療センター保育主任技術員・明星大学非常勤講師を経て現職。保育士・臨床発達心理士・早期発達支援コーディネーター。
発達障害のある子どもの療育、家族支援を行うと共に、園の巡回や研修など、支援者育成にも力を注ぐ。子どもを変えずに、子どものまわりの世界を変える支援方法で、園現場で実現可能な実践を発信している。

ホームページ: https://www.childhood-labo.link/
YouTube:「藤原里美の発達支援ルーム」で検索

著者からのメッセージ