メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

学校―家庭―地域をつなぐ 子ども家庭支援アセスメントガイドブック

内容紹介

子ども家庭支援に重要なアセスメントの考え方が理解できる!

支援対象となる「子ども」「家庭」「学校」「地域」それぞれをアセスメントする際のポイントを紹介。小事例等を示しつつ、確認しておくべき視点や注意すべき点などを噛み砕いて解説しています。

帳票(アセスメントシート)の使い方・記入方法がわかる!

多職種連携や実践の振り返りに欠かせない帳票(アセスメントシート)について、各項目を設定している目的や書くべきことを詳細に説明しています。「帳票をどのように活用できるか」「活用することによってどのような効果があるか」もわかるので、納得して実践に取り入れられます。

帳票を活かした支援を学べる7つの実践事例を掲載!

ヤングケアラーや性別違和といった昨今の課題を踏まえたものから、発達障害、ネグレクト、不登校、いじめ、親の精神疾患といった子ども家庭支援のなかで出会う頻度の高い課題までをテーマとした7事例を示しています。すべての事例は基本情報シート、アセスメントシート、支援計画シート、支援経過シートへの記入例を含むので、活用方法がより具体的にわかります。多職種との連携や支援者の思考過程もみえるため、実践のヒントがつまっています!

編集者から読者へのメッセージ

 本書は、日本社会福祉士会子ども家庭支援委員会が作成した帳票(アセスメントシート)を中心に、子ども家庭支援における効果的なアセスメントを紹介することを目的としています。子ども家庭支援分野においては、法的根拠のある全国統一で使用されるツールがあるわけではありません。それぞれの市町村、機関、職場単位で試行錯誤されながら、アセスメントシートや計画表の作成等を行っていることと思います。
 今回、日本社会福祉士会が作成した帳票は、「子ども本人・家族の意思を尊重できること」「リスクマネジメントの視点が含まれること」「ストレングスを意識できること」などの特徴を含み、必要十分な要素が網羅されています。多職種にとってもわかりやすいつくりとなっているため、本帳票が今後の子ども家庭支援において、共通言語となることを願っています。
 また、本書の執筆者の多くは、子ども家庭支援の第一線で活躍される実践者です。それぞれが実践で悩んだり、苦労したりしたことを振り返りつつ、よりよい支援のための知見を文章に落とし込んでくださいました。子どもやその家族の幸せのために奮闘する執筆者の方々の思いも読者のみなさまに伝われば大変うれしく思います。

主な目次

第1章 子どもの生きづらさに寄り添う
第2章 帳票(アセスメントツール)を使う
第3章 子ども・家庭をアセスメントする
第4章 学校をアセスメントする
第5章 地域や関係機関をアセスメントする
第6章 アセスメントが活きる支援会議をどう進めるか
第7章 多職種が協働する帳票の活用の実際
第8章 研修や学習をどう進めるか
終章 子ども家庭支援の足跡から学ぶ

著者情報

公益社団法人日本社会福祉士会=編集