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看護判断のための気づきとアセスメント 急性期看護

内容紹介

臨床推論が注目されています

看護教育や臨床看護の現場では、看護過程の展開において適切に臨床推論を進めて状況に応じた看護判断を下すことが重視されるようになってきました。とくに急性期看護の分野では、判断の遅れや間違いが患者の命にかかわるため、迅速かつ正確な判断が求められるのはいうまでもありません。

気づきから看護判断までのプロセスを事例で展開

本書では臨床推論を展開するために必要な知識とともに、その知識を使って適切な推論に導くための気づきや、気づいてから個別の状況に応じた正しい判断に結びつける思考のプロセスを、具体的な事例を用いて解説しています。看護学生や若手看護師の参考書として、基礎教育や研修でのテキストとしても活用できます。

編集者から読者へのメッセージ

正しい看護判断をするためにはエビデンスのあるデータ・知識を頭のなかにインプットしておくことが必須ですが、それだけで十分ではありません。それらのデータや知識を使って推論していく過程こそが大切です。本書では、クリティカルケア領域も含め急性期看護の分野で、認定看護師や専門看護師として活躍しているエキスパートの方々に、具体的に推論を重ねるプロセスを仮想事例を通じて現わしていただきました。エキスパートナースが、状況に応じて何を観て何を考えているのかを理解することが、臨床推論力を鍛える王道です。

主な目次

第1章 急性期看護における臨床推論
根拠に基づく看護ってなに?
臨床判断に必要な思考方法ってなに?
臨床判断力を高める臨床推論ってなに?
臨床推論による看護過程ってなに?
インタビューからはじまる気づきとアセスメントを学ぼう
フィジカルイグザミネーションからアセスメントを学ぼう
バイタルサインからのアセスメントを学ぼう
徴候・症状からのアセスメントを学ぼう(頭部、胸部、腹部、体表面)
検査データからのアセスメントを学ぼう
根拠に基づく看護ケアの選択について学ぼう
客観的な看護記録について学ぼう
納得を得る説明と報告
緊急度と重症度の臨床判断を学ぼう
事例カンファレンスへの事例紹介と焦点化の仕方を学ぼう

第2章 臨床推論に基づく看護過程事例30
臨床推論の段階的進め方
パーキンソン病→誤嚥性肺炎
肺炎→急性呼吸促拍症候群
COPD→急性増悪
心不全→急性増悪
急性冠症候群
PCI後再灌流障害
心房細動→脳卒中
胆嚢結石・炎、汎発性腹膜炎
低血糖
ケトアシドーシス
脱水、電解質異常
胸痛、気胸、再拡張性肺水腫
胸痛、腰背部痛、大動脈解離
縫合不全、感染、限局性腹膜炎
イレウス
無気肺、呼吸障害
後出血
消化管出血
離床→肺血栓塞栓症
出血性ショック
アナフィラキシー反応
一般病棟、感染、敗血症、ショック
人工呼吸、血管内脱水
人工呼吸、離脱
リハビリテーション、痛み、鎮痛
術後、せん妄
複合複雑症例
 救急、超高齢者、尿路感染症、敗血症、フレイル、サルコペニア
 外科的侵襲と回復過程への看護ケアの選択

著者情報

道又元裕=編集
一般社団法人 Critical Care Research Institute 代表理事、ヴェクソンインターナショナル執行役員
東京女子医科大学病院集中治療部など経て,日本看護協会看護研修学校専任教員、2006年より校長。その後,杏林大学医学部付属病院看護部長、国際医療福祉大学成田病院看護部長を経て現職。急性期、クリティカルケア領域のスペシャリストとして実践、教育、学会の場で活躍。著書は多数あり,ロングセラーになっているものも多い。