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実践!障がい者ケアマネジメント-相談支援専門員に大切な7つのスキルを磨く

内容紹介

相談支援専門員に必須のスキルは何か? 9つの事例をもとに、令和時代に読み解く「障害者ケアガイドライン」ーー

「障害者ケアガイドライン」(2002年)に基づく障がい者ケアマネジメントの実践に不可欠な7つのスキルに焦点を当て、9つの事例からわかりやすく解説します。

本書のポイント

◆9つの事例から日々の実践を見える化
ストーリー仕立ての事例のなかに、相談支援専門員の脳内つぶやきを加えて、相談支援専門員としての取り組みのヒントを見える化しました。

◆事例を場面ごとに振り返り
1つの事例を時系列の場面で区切り、場面ごとに大切なポイントをまとめました。

◆事例で発動したスキルをパート2でさらに詳しく解説
パート2では、わかりやすい図を活用した7つのスキルに関するプチ講義を収載し、パート1の各事例の実践と紐づけた解説を加えました。

「障がい者ケアマネジメント」についての理念・実践の理解をふかめる、初任者、経験者に必携の一冊です。

編集者から読者へのメッセージ

時代とともに変わる障がい福祉、そして時代ごとに進化する相談支援従事者研修。相談支援専門員として、いま大切なことは何か? 2015年発行の『障がい者ケアマネジメントの基本』の3人の著者と再結集してつくったのが本書です。3歩進んで2歩下がるような話し合いをすすめながら、ようやく全員がたどりついた落としどころが、「原点回帰」。20年前に公表された「障害者ケアガイドライン」は今も色あせておらず、時代が変わっても相談支援専門員として大切なことや役割は変わっていないよね、ということでした。2002年の「障害者ケアガイドライン」をご存じない世代にも理解を深めてもらえるよう、事例とその解説から、大切な7つのスキルを獲得できる構成になっています。
収載する9つの事例は「めでたし、めでたし」なものばかりでなく、終結できなかった事例もあり、支援者の奮闘が垣間見られます。
巻末には、障がいのある方の暮らしに寄り添い続ける3人の著者からのメッセージがありますので、ぜひ最後のページまでお読みください。

主な目次

Part 1:実践が見える相談支援専門員の仕事
ケース1 本人のペースを大切に ひきこもりの人への支援
ケース2 「障がい」をめぐる親と子どもたち
ケース3 意思表示をなかなか行わない人の意思決定支援
など計9ケース

Part 2:相談支援専門員に大切な7つのスキルを磨く─ 障害者ケアガイドライン(2002)をもとに
(1)障害者ケアマネジメントことはじめ
(2)相談支援専門員に大切な7つのスキルとは
スキル①信頼関係を形成する力
スキル②専門的面接技術
スキル③ニーズを探し出すアセスメント力
スキル④サービスの知識や体験的理解力
スキル⑤社会資源の改善及び開発に取り組む姿勢
スキル⑥支援ネットワークの形成力
スキル⑦チームアプローチを展開する力

著者情報

東 美奈子(あずま・みなこ)
特定非営利活動法人sapyuie理事長、特定非営利活動法人野中ケアマネジメント研究会理事、日本相談支援専門員協会理事、日本精神科看護協会副会長、島根県相談支援アドバイザー、保健師、精神科認定看護師、主任相談支援専門員

大久保 薫(おおくぼ・かおる)
札幌学院大学特別任用教授、社会福祉法人あむ理事、特定非営利活動法人野中ケアマネジメント研究会代表、社会福祉士、精神保健福祉士、主任相談支援専門員

島村 聡(しまむら・さとる)
沖縄大学教授、地域研究所長、社会福祉士