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民生委員のための高齢支援ハンドブック
―制度・とサービスの活用に役立つ40のQ&A―

内容紹介

民生委員だからこそできる、高齢者へのきめ細やかな支援!

 本書では、適切な情報提供や関係機関等へつなぐ役割を担う民生委員が、最もかかわる機会の多い高齢者への支援で活用できる制度・サービスをQ&Aで解説しています。
 支援における心構えをはじめ、介護保険制度については上手に活用するためのヒントも含めて複雑な制度の大枠が理解できるようわかりやすく解説しています。さらに、現在、介護をめぐり関心を集めるヤングケアラーや介護離職などの課題などについても取り上げ、その現状や支援策も紹介しています。
 民生委員は、活用できる制度・サービスについて幅広い理解が求められるため、介護保険制度だけでなく、成年後見制度や日常生活自立支援事業、就労支援、賃貸住宅等への入居支援、悪質商法への対応、死後事務委任契約など、関係する内容をできる限り手厚く収載しています。
 民生委員が活用できる情報を整理しやすいよう、1つの項目はコンパクトなQ&A形式としています。個人での学習用としてはもちろん、研修用テキストとしての使用など、さまざまな用途にご活用いただけます。

編集者から読者へのメッセージ

 これまでの民生委員シリーズ6書を並べると、民生委員の皆さんが最もかかわる「高齢者の支援」をテーマにしたものがないことに気がつきました。
 介護保険制度に関する書籍は巷にあふれ、ビジュアルにまとめられているものも多くあり、行政が簡易な冊子を無償配布していたりもします。“先行するそれらと差別化を図り、実際に活用していただける内容にするにはどうすればよいだろう?”そうした問いを著者の小林先生とやりとりし、検討を重ねて、「もちろん介護保険制度の理解も大切だけれど、民生委員の皆さんには、それ以外の高齢者への支援に活用できる制度・サービスが幅広く収載されていると役立つのではないか」という方向性がみえてきました。
 そのため本書では、介護保険制度をはじめ、介護にかかわる課題やその支援策、また高齢者の生活を支え権利を守る制度として、ヤングケアラーや介護離職、就労支援、賃貸住宅等への入居支援、悪質商法への対応、死後事務委任契約など、幅広い項目を収載しました。
 民生委員の皆さんの活動の際に、是非お役立てていただけたら幸いです。

主な目次

第1章 高齢者支援の基本
第2章 介護保険制度の内容
第3章 介護にかかわる課題と支援策の内容
第4章 高齢者の生活を支え権利を守る制度

著者情報

小林雅彦(こばやし まさひこ)

国際医療福祉大学医療福祉学部教授。1957年、千葉県生まれ。日本社会事業大学大学院社会福祉学研究科修士課程修了。川崎市社会福祉協議会、全国社会福祉協議会、厚生労働省地域福祉専門官等を経て現職。主な著書に『民生委員のための経済的困窮者支援ハンドブック』『新版 民生委員のための地域福祉活動実践ハンドブック』『民生委員活動の基礎知識』『民生委員のための障害者支援ハンドブック』『民生委員のための相談面接ハンドブック』『民生委員・児童委員のための子ども・子育て支援実践ハンドブック』(すべて中央法規)。