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イラストでわかる 対人援助職のための コミュニケーションと面接技術

内容紹介

コミュニケーションに必要な7つの力が身につく!

 対人援助職が押さえておきたいコミュニケーションスキルを、傾聴力・共感力・質問力・説明力・非言語力・読み取り力・要約力の7つにギュッとまとめて解説。重要なポイントをイラスト化しているため、脳内を整理しながらスッキリ理解できます。

クライエント・家族・他職種・職場内
さまざまなコミュニケーションに対応できる!

 実務のなかでよくある場面を20事例取り上げ、具体的なコミュニケーションのやりとりのNG例とOK例を紹介。「こんなとき、どうしたらいいんだろう?」という疑問が解消され、7つのスキルの使い方がよくわかります。

面接の専門的なスキルも解説

 面接室での面接と日常生活場面での面接の留意点や、「動機づけ面接」という面接法を解説しています。著者の専門である動機づけ面接については、専門職として、クライエントが最もよい方向に進めるようにサポートするコツと考え方がたっぷり詰まっています。

編集者から読者へのメッセージ

 本書は、イラストや図解を使用して、「見てわかる」ことをコンセプトとした図解シリーズの1冊です。

 「コミュニケーション力」というと漠然としていて何を指すのかがとらえにくいかもしれません。
 本書の制作にあたり、まず「対人援助職に求められるコミュニケーション力とは何か」を検討し、7つの力として抽出しました。この7つの力とは何か、またどのようにすれば身につくのか、といったことをできるだけ具体的に伝わるように文章やイラストに落とし込みました。著者のやわらかい共感的な書きぶりもあいまって、はじめてコミュニケーションを学ぶ方でもわかりやすい1冊になったのではないかと思います。

 また、現場で生じるさまざまなコミュニケーションの難しさに寄り添った事例を掲載しています。「保護者と意見が合わない」「時間外に利用者から連絡がくる」「部下への注意がうまくできない」など実際に対人援助職が悩むポイントを反映させ、その対応方法を逐語的に紹介しています。「こんなふうに伝えればいいのか!」と少しでも参考になりましたら幸いです。

 ソーシャルワーカーやケアマネジャーなど相談援助職の方々はもちろん、ヘルパー、ケアワーカー、保育士、教師といった専門職の方々にもぜひ読んでいただければと思います。

主な目次

第1章 対人援助職に求められる7つのコミュニケーション力
第1節 傾聴力
第2節 共感力
第3節 質問力
第4節 説明力
第5節 非言語力
第6節 読み取り力
第7節 要約力
第2章 ケース別で磨く 誤解のないコミュニケーション
第1節 クライエント・家族とのコミュニケーション
第2節 他職種とのコミュニケーション
第3節 職場内でのコミュニケーション
第3章 コミュニケーション力を活かした相談面接
第1節 面接の場面と注意点
第2節 動機づけ面接と4つのプロセス

著者情報

須藤昌寛(すどうあきひろ)

国際医療福祉大学医療福祉学部医療福祉・マネジメント学科教授

特別養護老人ホームのケアワーカー、生活相談員、介護支援専門員、スクールカウンセラー等を経て現職。
公認心理士、精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士、特別支援教育士、
MINT(動機づけ面接トレーナーネットワーク)メンバー。