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気になる子のインクルーシブ教育・保育 幼稚園教諭・保育士養成課程、教職課程対応

内容紹介

ICEモデルに基づいた3部構成で理解を深める

本書は、スー・F・ヤング他の著書『「主体的学び」につなげる評価と学習方法ーカナダで実践されるICEモデルー,』の考え方をヒントに、基礎的知識(Ideas)のつながり(Connections)を適切な質問と指導を通じて理解させ、さらに自らの体験に結びつけた知の応用(Extensions)へ発展させる、「つかむ」「つなぐ」「つかう」の3部構成となっている。

子どもや保護者のニーズを実感できる仕掛け

そこで第1部の基礎的知識の修得においては大学教員を中心とした学識者が執筆し、第2部では大学教員以外の他職種も執筆に加わることで、第1部で学んだ子ども像が実際の教育・保育現場とつながるように構成されている。第3部では、行動分析学や感覚統合、アダプテッド・スポーツなど、本来の特別支援教育に関するコアカリキュラムや保育士養成課程における教科目の修得目標と併せて学ぶことで、より具体的に実践でつかうことを想定した教育・保育におけるアプローチや理論が深く学べるようになっている。加えて、読者が子どもや保護者のニーズに対して、より実感をもって学びを深めることができるように、当事者のインタビューや保護者等によるコラムも掲載している。

幼稚園教諭・保育士養成課程対応

幼稚園教諭・保育士養成カリキュラムに対応したつくりとなっており、本書とカリキュラム対応表も掲載している。

編集者から読者へのメッセージ

インクルーシブの視点から幼児期の特別支援教育に特化して、いわゆる「特別支援教育」のテキストとは違いを、「障害児保育」のテキストとは第3部構成において「各領域における指導の留意点」や感覚統合、アダプテッド等の実践を想定した応用的な内容を含めることで、違いを出している。

主な目次

第1部 特別支援教育と多様な教育的ニーズ(つかむ)
第1章 特別支援教育とは
第2章 障害の理解
第3章 発達障害の理解と支援
第4章 多様な教育的ニーズの理解と支援
第2部 就学と連続性のある多様な学びの場(つなぐ)
第5章 連続性のある多様な学びの場と特別支援教育
第6章 通級による指導と特別支援学級
第7章 特別支援教育コーディネーターと園内支援体制
第8章 「個別の指導計画」・「個別の教育支援計画」の策定とアセスメント
第9章 関係機関や保護者との連携
第3部 「気になる子」の発達に応じた実践(つかう)
第10章 各領域における指導の留意点
第11章 子どもの遊びと感覚統合
第12章 子どもの発達と気になる行動
第13章 子どもの教育的ニーズに応じたICT機器の意義と活用
第14章 保育におけるアダプテッド

著者情報

野内友規
いわき短期大学准教授
筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程障害科学専攻修了。博士(障害科学)

綿引清勝
いわき短期大学講師
筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程修了。修士(体育学)