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新しいIPWを学ぶ──利用者と地域とともに展開する保健医療福祉連携

内容紹介

「新しいIPW」に必要な知識・技術・態度を学ぶ!

  • ○支援を必要とする人の「生活全体」の課題に対応するためには、IPW(多職種連携)を実践することが欠かせません。
  • ○本書では、日本でいち早く大学の講義にIPEを導入し発展させてきた埼玉県立大学の教育プログラムに基づいて、IPWに必要な知識・技術・態度を詳説しています。
  • ○大学院教育や現任教育のプログラムについても取り上げているため、保健医療福祉の専門職養成課程にある学生のみならず、すでに現場で働いている方も濃厚な学びを得られます。

【新しいIPWとは】

 地域包括ケアシステムの構築の進展とともに、IPWの考え方も少しずつ変化してきました。本書では、IPWに求められる新たな要素として、近年特に重要視されている以下の2点を前面に打ち出して解説しています。

  • ◎支援を必要とする人がIPWのチームの一員となること。
  • ◎保健医療福祉分野の専門家ではない人も巻き込みながら、地域で展開すること。

編集者から読者へのメッセージ

チームで活動する人に読んでほしい!

 IPWとは、支援を必要とする人のよりよい生活を実現するために集まったメンバーが、互いの専門性や特異性を認めつつ協力する道筋を探り、統合した支援を提供する実践です。
 本書には、ケア関係の基盤となる「ヒューマンケア」の考え方を深めるための記述や、保健医療福祉分野の支援事例からIPWの意義を考察した記述が盛り込まれているほか、IPWのプロセスに必要となる「コミュニケーション」「ファシリテーション」「リフレクション」などの技術について、すぐに実践に活かせるような解説が施されています。
 保健医療福祉分野の支援課題に向き合う人をはじめとして、同じ目標に向かってチームで活動する人にうってつけの内容が網羅されていますので、ぜひ手に取ってみてください。

いつでもどこでも誰とでも、
プラスの価値を生み出す
輪/和を築けるようになりましょう!

主な目次

第1章 保健医療福祉課題解決の鍵、IPW
第2章 IPWの背景と発展
第3章 IPWの構成要素
第4章 IPWを実践できる人材を育てる──IPEとその展開
第5章 IPWの基盤となる人間性──ヒューマンケアを手がかりに
第6章 ヒューマンケアの初期体験
第7章 地域密着型のIPW実習
第8章 対応課題の理解とIPWの担い手
第9章 IPWとIPEの展望

著者情報

埼玉県立大学=編集