メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

教室でできる タブレットを活用した合理的配慮・自立課題

内容紹介

児童・生徒1人1台タブレット配置へ

文部科学省のGIGAスクール構想の下、小中学校・特別支援学校等の児童・生徒に、1人1台のタブレットが配置されました。本書は、発達に配慮が必要な子どもに対して、どのような活用法があるのかを具体的に伝えます。

子どもにあわせた基本設定が大切!

興味本位で次々に画面を変えてしまったり、手指操作がむずかしい子どもなど、さまざまな子どもがいます。そこで便利なのがアクセシビリティです。子どもにあわせたアクセシビリティの基本設定の仕方を詳しく解説します!

合理的配慮や自立課題に使える!

合理的配慮や自立課題に使えるさまざまなアプリがあります。本書では、子どもの実態にあわせて、写真やメモアプリを工夫した合理的配慮の方法、自立課題として楽しく学べるさまざまアプリを紹介しています。子どものレベルにあわせた課題づくりも、動画を交えて紹介していますので、必ずつくれます!

編集者から読者へのメッセージ

本来の“学習”へと導くタブレット活用

読み書きが苦手な子ども、不器用な子どもなどにとっては、使い方次第でとても便利な道具となるタブレット。これまで、読みが苦手であったり、書くことが困難なために、肝心な目的である学習にたどりつく手前で躓いてしまい、その結果、学習が遅れて自信を失ってしまう子どもたちがたくさんいました。
子どもの苦手さをタブレットで補うことで、本来の学びに集中でき、ほかの子どもと同じように学習を進めていくことができます。すべての子どもをとりこぼさないよう、教員の方々には是非タブレットの活用法を知ってほしいです。

主な目次

第1章 ICTの活用とは
第1節 合理的配慮とICT/第2節 特別支援教育で活用できる機器
第2章 iPadの設定①~子どもが使う前に行いたい基本設定

基本を押さえよう
第1節 画面の設定/第2節 タイマーの設定/第3節 タッチスクリーンの設定/第4節 音声ガイドの設定
第3章 iPadの設定②~運動機能や視覚障がいがある子どもへの具体的な設定
第1節 キーボードが使えない子ども/第2節 マウスが使えない子ども/第3節 視力に弱さがある子ども
第4章 アプリを活用した合理的配慮のヒント
第1節 読むことが苦手な子ども/第2節 書くことが苦手な子ども/第3節 話すことが苦手な子ども/第4節 計算が苦手な子ども
第5章 自立課題に役立つアイデア
第1節 数の理解/第2節 言葉の理解
第6章 自立課題に使えるアプリ
第1節 数の理解/第2節 色や形、空間の理解/第3節 比較・時計/第4節 言葉の理解/第5節 文章作成/生活関連で使えるアプリや機能

著者情報

編著者:鴨下賢一 (かもした・けんいち)
株式会社児童発達支援協会代表取締役
専門分野
作業療法

職歴
1989年 静岡医療福祉センター入職
1993年 静岡県立こども病院へ入職
2019年 現職。リハビリ発達支援ルームかもんを運営
資格等
作業療法士/専門作業療法士/日本作業療法士協会(生活環境支援推進室委員)/日本発達系作業療法学会(副会長)/福津市教育委員会教育支援委員会(学識経験者)/社会福祉法人悠信福祉会虹の森保育園(理事・発達アドバイザー)/社会福祉法人巖松福祉会ひかり幼育園(発達アドバイザー)/株式会社デジリハアドバイザー等