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食品安全検定テキスト 中級 第3版

内容紹介

食品安全検定とは

食品安全検定は、「食の安全を科学の目でみる力」を養うことを目指して作られました。
食の「安全」に必要な科学的知識により問題解決できる力を養うことで、食品が抱えるリスクを低減させ、食の「安心」へとつなげることのできる人材を育成し、より安全な食文化の醸成に貢献することを目指しています。本書は、食品安全検定協会が主催する「中級・食品安全検定試験」の教科書として作成したものです。

本書の使い方

科学的根拠に基づく合理的な食品の安全管理を理解し、効果的、効率的な管理の考え方を学ぶことができるよう編集されています。
第3版では、科学的データ、統計データを更新、HACCPの義務化など、法令の改正にも対応しました。

編集者から読者へのメッセージ

食品安全は競争分野ではない

2010年10月に食品安全の日本会議が開かれました。主催は「The Consumer Goods Forum」という、およそ650社のグロバール企業が参加するフォーラムでした。このフォーラムを紹介する記事の中で、「食品安全は、国は違っても最終的に目指すところは同じであるが、目的を同じレベルで実現するためには、情報としても『共通言語』が必要になる」「食品安全は競争分野ではなく、企業同士が共同でより良い仕組みを見出していくべき」という文が目に留まりました。

情報として「共通言語」が必要

当時、食品安全マネジメントシステムを導入する組織が急増しておりましたが、食の安全を脅かす要因を体系的に学ぶことができるよい教材が見つからず、なんらかの教育の仕組みが必要ではないかと考えておりました。「情報としても共通言語が必要」「食品安全は競争分野ではない」という言葉が、食品安全検定を立ち上げるきっかけとなりました。
食品安全検定は、食の「安全」に必要な科学的知識により問題解決できる力を養うことで、食品が抱えるリスクを低減させ、食の「安心」へとつなげることのできる人材を育成し、より安全な食文化の醸成に貢献することを目指しています。(食品安全検定協会ホームページより)

主な目次

第1章 食品の安全性/第2章 食中毒起因微生物/第3章 寄生虫/第4章 自然毒/第5章 化学物質/第6章 食物アレルギー/第7章 異物混入/第8章 その他の危害要因/第9章 食品添加物/第10章 農薬/第11章 バイオテクノロジー応用食品/第12章 食品安全衛生管理/第13章 食品安全関連法令

著者情報

一般社団法人食品安全検定協会

食品安全検定は、食の安全に対する消費者及び「食」に携わるすべての人々の信頼性を高めるため、科学的根拠に基づく食品の生産、加工又は製造販売の過程における安全性確保の方法について啓発及び普及活動を行い、我が国の食品安全文化の醸成に貢献することを目的として2014年に設立されました。
2015年3月には、製造業を始めとする食の安全に係わる現場リーダーを目指す方々を対象とした中級検定がスタートし、2015年9月からはより広く食に携わる方々を対象とした初級検定を開始しました。

食品安全検定テキスト 中級 第3版

判型:A5
頁数:330頁
価格:3,080円 (税込)
発行日:2022年2月20日