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ソーシャルワーカーが葛藤を乗り越える10のエッセンス

内容紹介

  • 〇現状を打破する知識・スキル・価値がつまった1冊
    業務において葛藤やジレンマを抱えやすいソーシャルワーカーが、現状を乗り越えるために役立つ知識・スキル・価値を、10のエッセンスに凝縮して解説しています。理想との折り合いをつけながら、一歩前進できるヒントがつまっています。
  • 〇ストーリーに共感しながら、深く学べる!
    7人のソーシャルワーカーが登場し、各ワーカーの語りを通して理論やアプローチを解説しています。リアルなソーシャルワーカーの悩みや葛藤を反映した内容のため、身近に感じながら、理解を深められます。
  • 〇取り組みやすい演習も多数収載!
    項目ごとに、考えを振り返ったり、実践的な学びを深めたりするための演習を収載しています。研修や授業での活用にも最適です。

編集者から読者へのメッセージ

ソーシャルワーカーは社会資源の少なさ、所属機関との関係性、利用者の利益優先と自己決定の尊重などあらゆる場面で「葛藤」を抱きながら、業務を行っていることと思います。
目の前のクライエントのために、少しでも理想に近づくよう努力する一方で、どうにもならない現実に、パワーを失ってしまうこともあるかもしれません。
本書は、そのような「戦い続ける」ソーシャルワーカーが、力を取り戻し、一歩前へと進むためのヒントとなれば、と思い制作いたしました。

著者は『支援者が成長するための50の原則』『ソーシャルワーカーの力量を高める理論・アプローチ』などの書籍を出版してきたように、ソーシャルワークの理論・アプローチに精通しており、またそれらをわかりやすく解説するスペシャリストです。本書では、7人のソーシャルワーカーの語りを通して、読者に寄り添う解説となっています。

ソーシャルワーカーをはじめ理想と現実の狭間で苦しむ方々にとって、本書が現状を乗り越える力となり、よりよい業務・支援につながることを心より願っています。

主な目次

第1部 パワーレスからエンパワメントへ
第2部 葛藤を乗り越えるための「10のエッセンス」
1 命の水を心に注ぐ
2 仲間・居場所をつくる
3 Active Listening
4 経験と行動
5 問題解決
6 リフレーミング
7 自分の物語を生きる
8 「未解決の葛藤」を解き放つ
9 喪失と悲嘆に寄り添う
10 価値基盤を求める
第3部 戦い続ける「あなた」へのメッセージ

著者情報

川村 隆彦(かわむら たかひこ)

ニューヨーク州立大学大学院修士課程修了(Master of Social Work)
エスティーム教育研究所代表
神奈川県立保健福祉大学所属

〔主著〕
『支援者が成長するための50の原則 -あなたの心と力を築く物語』(中央法規出版、2006年)
『ソーシャルワーカーの力量を高める理論・アプローチ』(中央法規出版、2011年)
『事例で深めるソーシャルワーク実習』(中央法規出版、2014年)
『保育者だからできるソーシャルワーク -子どもと家族に寄り添うための22のアプローチ』(中央法規出版、2017年)