民生委員のための一人暮らし高齢者支援・見守りQ&A 知っておきたい40の知識と対応
事例をもとに対応方法の原則と応用がわかる!
好評 民生委員シリーズの新刊!
民生委員シーリズに新刊が登場! 今回は、「一人暮らし高齢者の支援・見守り」をテーマとしています。
近年、一人暮らしの高齢者は増加傾向にあり、民生委員の方が対応に戸惑うなどと感じるケースとしても、“一人暮らしの高齢者の支援にかかわること”は多くを占めています。それぞれの高齢者が抱えている生活課題も違うなど、民生委員として対応を求められることが多くなってきているため、本書では一人暮らしの高齢者の支援に関する必要な知識と具体的な対応方法を解説することにしました。
本書の特徴
- ・「救急車への同乗を頼まれた」「入院の保証人になってほしい」といった相談や依頼、「訪問しても会えない」「対応する範囲」など一人暮らしの高齢者を支援する際に戸惑うことが多い場面を取り上げている。
- ・民生委員として難しい判断が求められたときの、手がかりになる考え方が示されている。
編集者から読者へのメッセージ
本書は、近年、増加傾向にある一人暮らしの高齢者が抱える生活課題を取り上げ、民生委員の方が戸惑うことがないよう、事例をもとに対応方法の原則と応用を解説しています。取り上げている課題は珍しいものではなく、悪質商法や特殊詐欺の被害、熱中症の予防、災害時や終活のことなど、ふだんニュースで耳にするようなことです。しかし、そうした身近な課題への対応にこそ難しさや大変さがあります。
民生委員の方が一人暮らしの高齢者を支援したり、見守る際に役立つようにわかりやすく示した一冊となっています。ぜひ、ご活用いただければ幸いです。
主な目次
第1章 一人暮らしの高齢者の支援にかかわる基礎知識
① 一人暮らしの高齢者を理解し必要な支援をする
② 一人暮らしの高齢者に生じる課題やリスク
③ 民生委員の職務の範囲を考える手がかり
④ 公的サービスとその他のサービスの両方を活用する
⑤ 一人暮らしの高齢者の支援と民生委員に期待される役割
第2章 一人暮らしの高齢者や関係者からの相談・依頼にどう対応するか
① 子どもから「同居しよう」といわれていると相談された
② 救急隊員から救急車への同乗を頼まれた
③ ペットを飼うことについて相談された
④ 入院、入所の保証人になってほしいと頼まれた
⑤ アパートを借りられなくて困っていると相談された など
第3章 一人暮らしの高齢者を見守り、支援する取り組み
① 訪問による見守りの役割
② 訪問時に警戒や拒否をされたら
③ 訪問時になかなか話が終わらなかったら
④ 地域で取り組む見守り活動
⑤ さまざまな機器を活用した見守り
⑥ 対話型機器を活用したコミュニケーション など
第4章 一人暮らしの高齢者の防災、防火、防犯と家庭内事故の防止
① 災害時の安否確認と名簿情報の利用
② 「災害のときは真っ先に助けに来て」と頼まれた
③ 地域で取り組む防災活動
④ 住宅火災の防止
⑤ 家庭内での転倒防止
⑥ 家庭内での事故防止 など
第5章 最期のときとその後に備える
① 終活をしたいと相談された
② 遺産で社会貢献したいと相談された
③ お葬式のことを相談された
④ 亡くなったあとの手続き(死後事務)を相談された
⑤ 親しい仲間で身寄りのない高齢者と最期のお別れをしたい
著者情報
小林 雅彦(こばやし まさひこ)
国際医療福祉大学大学院教授
1957年、千葉県生まれ。
日本社会事業大学大学院社会福祉学研究科修士課程修了。川崎市社会福祉協議会、全国社会福祉協議会、厚生労働省地域福祉専門官、国際医療福祉大学医療福祉学部教授、同学部長を経て現職。
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民生委員のための一人暮らし高齢者支援・見守りQ&A 知っておきたい40の知識と対応
判型:A5
頁数:142頁
価格:1,430円(税込)
発行日:2024/11/10