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利用者・家族・スタッフに信頼される 介護のステキ言い換え術

累計発行部数60万部突破の著者が贈る
介護職のための「言い換え」

「いっぱい食べて偉いですね」「年齢の割に若く見えます」――悪気のないその一言、本当に大丈夫? 利用者や利用者の家族・他のスタッフとのコミュニケーションで「言ってしまいがちな言葉」から「信頼される言葉」への言い換えを○×で紹介。適切な言葉選びがわかる一冊です。思いやりをもって言い換えた言葉がかかわる人との信頼関係を築き、「介護の質」と「働きやすさ」につながります。

本書の特徴

  • ・利用者・家族・スタッフ別にさまざまなシチュエーションの言い換えを○×形式で紹介
  • ・新人・中堅・ベテランすべての介護職におすすめ
  • ・言い換えの言葉だけではなく、シチュエーションに応じた言葉選びのエッセンスがわかる
  • ・イラストと簡潔な解説で楽しく読める

収録されている「言い換え」例

×「朝ですよ、起きてください」→〇「よく眠れましたか?」(利用者)
×「一人で歩かないでください」→〇「一緒に歩きましょう。どちらに行きますか?」(利用者)
×「よくそんなところまで気がつくね」→〇「気を配ってくれて、助かるよ」(スタッフ)
×「常識だよね」→〇「わからない点を教えてください」
×「こちらの施設ではやっていないので」→〇「この方法ならできますが、いかがでしょうか?」(家族)
×「ルールなので、やめてください」→〇「〇〇のため、ご遠慮ください」

編集者から読者へのメッセージ

本書は、『おはよう21』2023年1月号から2023年12月号に連載した「今から使いたくなる 利用者・家族・スタッフに信頼される”言い換え術”」が元になっています。連載では、毎号読者の皆様から大変ご好評をいただいていることから、介護職の皆さんのコミュニケーションへの関心の高さを感じました。実際に私とかかわりのある介護職の皆さんの多くも利用者やその家族、スタッフとのコミュニケーションの悩みを抱えています。そこで、この連載をより多くの介護職の方々に届け、役立ててほしいと考え、著者の大野萌子さんと書籍化向けて動き出しました。
本書には、さまざまな言い換えが収録されており、それぞれの言い換えにつまった「思いやり」「敬意」「ポジティブシンキング」などのさまざまなエッセンスが解説されています。しかし、隅から隅まで読まなくても構いません。パラパラとめくっていただき、自分に当てはまるものや「これは使える」と思った言い換えをピックアップして実践していただいければと思います。

主な目次

第1章 あいさつ
第2章 お願い
第3章 断り
第4章 褒める・感謝
第5章 注意・助言
第6章 謝罪・反省
第7章 励まし・共感
第8章 誘い・提案
第9章 質問
第10章 返事
第11章 相づち
第12章 気遣い

著者情報

一般社団法人日本メンタルアップ支援機構 代表理事、公認心理師、産業カウンセラー。コミュニケーションスキル、ハラスメント対策などの分野で、官公庁や医療機関、介護サービス事業所などで6万人以上に講演・研修を行う。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑® 』(サンマーク出版)、『伝え上手、聞き上手になる! 介護職のための職場コミュニケーション術』(中央法規)ほか。