メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

介護老人保健施設の退所支援におけるソーシャルワーク
エビデンスを活用する実践

内容紹介

本書では、介護老人保健施設(以下、老健)の退所支援を中心に、ソーシャルワーク領域におけるEvidence Based Practice(科学的根拠に基づく実践;以下、EBP)について論じています。読者として、高齢福祉領域関係だけでなく、科学的実践に関心のあるすべてのソーシャルワーカーを想定しています。
まずは退所支援をめぐるさまざまな現代の状況とそこにおける科学的実践の必要性を解説し、EBPを行うための5つのステップと具体的な現場研究の方法、留意点などを紹介しています。
そこから実際の事例を用いて、上記5つのステップをどのように展開していくか具体的に示し、エビデンスを活用した実践論や、ソーシャルワークの評価のあり方に至るまで論じています。

編集者から読者へのメッセージ

著者 間嶋健先生の博士論文が初の単行本化!
これまで支援の形式として主流だった支援相談員の「勘」と「経験」に基づく実践に代わり、実証的な研究手法を用いた体系的な検討による、エビデンスに基づいたソーシャルワークの科学的実践の方法を提示しています。
本書で主に取り上げられている介護老人保健施設での退所支援のみならず、ソーシャルワーク領域全般において役立つ書籍です!

主な目次

序論 本研究の目的とリサーチクエスチョン
第1章 介護老人保健施設の退所支援とソーシャルワーク
第2章 ソーシャルワークとEBP
第3章 研究の方法~実践のなかでの研究活動~
第4章 退所支援における利用者・家族に対するソーシャルワーク支援の課題
第5章 退所支援における利用者・家族に対するソーシャルワークの構造化
第6章 エビデンスを活用する退所支援
第7章 利用者の家族による退所支援のソーシャルワークの評価
第8章 介護老人保健施設の退所支援に求められるエビデンスを活用する支援のガイド
第9章 結論と課題

著者情報

間嶋健(まじま・けん)
健康科学大学 人間コミュニケーション学科講師。博士(社会福祉学)。