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マンガとイラストでユル~く学ぶ介護
利用者・家族の心をひらく「聴き方」「声かけ」のコツ

内容紹介

上手な聴き方・声かけで、利用者・家族との信頼関係を深める!

利用者と信頼関係を築くには、コミュニケーションが大事。とはいうものの、コミュニケーションは意外と難しいもの。ちょっとした言動で、関係性がギクシャクしてしまいます。
本書には、利用者・家族と信頼関係を築くための、「聴き方」「声かけ」のコツがたくさん載っています。なかには、「ふだんからやってる」というものもあると思いますが、本書を読むことで、より自信をもって実践できるはずです。日ごろのコミュニケーションの振り返りにも使える一冊です。

『ユル~く学ぶ介護』とは

マンガとイラストでユル~く学ぶ、介護の本です。現場の介護職さんから、「忙しくて本を読む時間がない」「仕事で疲れて本を読む気力がない」という話をよく聞きます。そこでつくったのが、この『ユル~く学ぶ介護』です(略して『ユル介』)。
マンガとイラストをメインにすることで、「疲れて帰ってきても読める本」「楽しみながら読める本」「見てわかる本」になることを目指しました。アカリちゃんやクリオ先生、アメちゃんやハルトくんたちと一緒に、わちゃわちゃユル~く学んでいただければと思います。

編集者から読者へのメッセージ

本書をつくるにあたり、悩んだのは「誰に」書いてもらうか。

理想は、専門家と漫画家の2人体制。
私がイメージする「ユルさ」を理解してくれる人。
見た目がユルくても、中身はしっかりしたものにしたい。
イラストやマンガは、介護に携わっている人に描いてもらいたい。

( `-ω-)ウーン……ポクポクポクポクポク…………チーン💡

大谷佳子先生だ!
丁寧なお仕事をされる大谷先生とは、いつか一緒に本を作りたいと思っていたのです。そこで、本書のコンセプトをお話したところ、秒で承諾してくださいました。いつも的確なアドバイスをくださる大谷先生に何度助けられたことか。
ありがとう大谷先生、私の女神…!

次は、介護職で絵が描ける人を…と探していたときに、同僚が紹介してくれたのが大塚紗瑛さんでした。芸術大学を卒業後、介護職として働いている大塚さん。介護に必要な知識を絵に描いて覚えたそうで、その絵を見た瞬間、「この人だ!」と思ったのです。
実際にお会いすると、小動物っぽい雰囲気とふんわりした話し方で、まさにこの企画にピッタリ!
大塚さん、生まれてきてくれてありがとう( ˇωˇ )

かくして、この3人で某珈琲チェーン店に居座り、「あーでもない、こーでもない」を繰り返して、本書は完成したのです。
そんな編集裏話でした。

主な目次

はじめに
Lesson1 話を聴くことの大切さ
Lesson2 話しやすい雰囲気をつくるコツ
Lesson3 上手な聴き方のコツ
Lesson4 話を聴いているときの声かけのコツ
Lesson5 話の内容に合わせた聴き方のコツ
Lesson6 対面ではないときの聴き方のコツ
Lesson7 上手に会話を終わらせるコツ
おわりに

著者情報

大谷 佳子(おおや よしこ)
Eastern Illinois University, Honors Program心理学科卒業、Columbia University, Teachers College教育心理学修士課程修了。昭和大学保健医療学部講師などを経て、2023年4月よりNHK学園社会福祉士養成課程講師。主な著書は『イラストと図解でよくわかる 対人援助のスキル図鑑』(中央法規出版)、『対人援助の現場で使える 聴く・伝える・共感する技術便利帖』(翔泳社)など。

大塚 紗瑛(おおつか さえ)
静岡県出身。京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)を卒業後、老人ホームの介護職員として就職する。現場での経験を積み、介護福祉士の資格を取得。利用者とのエピソードを絵日記に綴ったところSNSで話題となり、著書『老人ホームに恋してる。介護職1年生のめくるめく日常』(祥伝社)を出版。現在は、『おはよう21』(中央法規出版)で「あのとき、このひと、時々わたし」を好評連載中。