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利用者・家族に伝わる ケアプランの書き方術 ケアの質がぐっと上がる6W5H1R

内容紹介

具体的にわかりやすいケアプランの書き方の決定版!

 「ケアプランを書いているとつい同じ内容になってしまう」「そもそも何を書けばよいのかわからない」「ケアチーム内で共通認識をもてる内容にしたい」。こういった悩みを解決するのが「6W5H1R(Who・When・Where・What・Why・Wish、How・How long・How many・How much・How large(big)、Result)」の考え方。

 ケアプランを「具体的に」「わかりやすく」書くために必要な要素が6W5H1Rで、一つひとつの要素を丁寧に解説しています。また、それらを各帳票(アセスメントシートやケアプラン、モニタリングシート)で利用するときにポイントとなる考え方や書き方を図解や例示とともに紹介しています!

豊富なNG文例・OK文例で、勘所を押さえる!

 NG文例をどのようにすればOK文例になるのかを吹き出し解説で詳しく示しています。自分で書くときにどこがあいまいな表現で、どのようにすればわかりやすくなるのかの参考になります。多数掲載しているため、読んでいくうちにNG・OKパターンを見極めることができるようになります!

約500の書き込み式テンプレート&超役立つ巻末資料付き!

 各節末には書き込み式テンプレートを掲載。よりよい書き方の練習に最適です。また、本文では扱いきれなかった課題整理総括表や居宅介護支援経過、評価シートなどを巻末資料として掲載! 書き方の解説も含み、かゆいところに手が届くような内容になっています!

編集者から読者へのメッセージ

 「ケアプランの書き方」というよりも、そもそも「文章の書き方」に苦手意識をもっているという方も多いと聞きます。自己流で作成するケアプランに不安を覚え、胸を張って利用者さんやご家族に見せることができない・・・そんな方もいるかもしれません。

 本書は、そのような「文章が苦手」「自分が書いている内容に自信がもてない」といった方々にもぜひ手にとっていただきたいと思います。

 著者の高室先生オリジナルの6W5H1Rの考え方は、どのような書類においても必要となる材料(内容)を具体的に示しています。そのため、材料さえ適切に集められれば、文章力はさほど重要ではなく、利用者や家族に伝わるわかりやすい書類をつくることができるという趣旨になっています。

 また、「実は、ネット上の文例をコピペしている」「チャットGPTで文章生成をしている」という面倒くさがりの人にも本書はおすすめです。本書で書かれている要素を理解することができれば、どこにでもあるような文例等を土台にしたとしても、目の前の利用者に合った個別性の輝く文章に書き換えることができるようになります。

 本書が、ケアプランや文書の作成に悩んでいる方々の一助となることを願います。

主な目次

第1章 「6W5H1R」で伝わる書き方
第2章 利用者基本情報の書き方
第3章 アセスメントの書き方
第4章 ケアプランの書き方
第5章 モニタリングの書き方
第6章 依頼状・報告書の書き方

著者情報

高室 成幸(たかむろ しげゆき)
(ケアタウン総合研究所 代表)

1958年京都市生まれ。日本福祉大学社会福祉学部卒。「わかりやすく、元気が湧いてくる講師」として全国の市町村、ケアマネジャー団体、社会福祉協議会、地域包括支援センター、民生児童委員等の研修会などで活躍している。また施設長や管理職向けに人材マネジメントに関する研修も行っている。
テーマはケアマネジメント、モチベーション、質問力、会議力、コミュニケーションスキル、人材マネジメントから高齢者虐待、ハラスメント、個人情報保護、施設マネジメントまで幅広い。「ケアプラン点検支援マニュアルの活用方法」(2008年:厚生労働省老健局振興課)の制作にかかわる。出版・編集者の経験をもとに文章・記録の研修も行う。著書・監修書多数。ほかに業界紙誌、Webの介護サイトへの寄稿も多い。