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セルフチェックで身につく
ケアマネ実務120のポイント

内容紹介

「信頼関係がつくれない」
「ニーズを拾えているか不安」
「同じようなプランになってしまう」
「モニタリングのポイントがわからない」

 これらはケアマネジャーの研修会等で講師がよく聞かれる内容です。ベテランさんはすでに乗り越えてきた内容だと思いますが、新人さんや中堅のケアマネジャーさんであれば、まだまだこうした課題を抱えているようです。
 こうした課題を乗り越えるために、本書は、ケアマネジメントプロセス(インテークーアセスメントーケアプランーサービス担当者会議ーモニタリングー終結)に沿って、“これができていればOK”、というチェックポイントを設定し、各ポイントについて解説しています。セルフチェックできるようにしてありますので、まずは自分が何ができていて、何ができていないか確認してみましょう。そして、できていないポイントの解説を読み込んで、実践してみてください。できているポイントが増えていくほどに、ケアマネ実務におけるお悩みは解消されていくはずですよ!

5つの特徴

 本書は、チェックポイントを実践的に理解するために事例を活用して解説しています。そして、そのなかに、以下の5つの特徴を盛り込みました。

  • ① 「アセスメントの7つの領域」を提案し、利用者ニーズが漏れなく導き出せる。
  • ② ケアマネジャーが苦手とする医療ニーズの導き出し方と具体的な管理方法がわかる。
  • ③ ケアプラン点検にも対応している。
  • ④ ケアプランの標準様式改正※1に対応している。
  • ⑤ 運営基準※2 に沿った法令順守のポイントを明記している。

 これらを押さえておくことで、より応用的なケアマネジメント実践を行えるようになりますので、120のチェックポイントを押さえた後に、プラスアルファで実践力を高めるために読み込んでみてください。

※1 『「介護サービス計画書の様式及び課題分析標準項目の提示について」の一部改正について』(2021年3月)
※2 「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準(平成十一年厚生省令第三十八号)」

編集者から読者へのメッセージ

 2015年に刊行した『ケアマネジメントの進め方 利用者満足を高める100のチェックポイント』を全面改訂し、まったく新しい書籍としてリニューアルしたのが本書『セルフチェックで身につく ケアマネ実務120のポイント』です。リニューアルにあたって、新人や中堅ケアマネジャーのスキルアップにつなげる視点で編集し、さまざまな工夫を盛り込みました。
 ケアマネジャーに求められる能力は多岐にわたり、高いレベルが求められていますが、本書の執筆陣(一般社団法人兵庫県介護支援専門員協会の精鋭の皆さま)による、厳しくも愛のある書きぶり(求めるレベルは高いけれど、わかりやすく丁寧な解説)で仕上げておりますので、ぜひ、本書を座右の書としてご活用ください。

主な目次

第1章 インテーク
第2章 アセスメント
第3章 ケアプラン
第4章 サービス担当者会議
第5章 モニタリング
第6章 終結
第7章 実践への活かし方

著者情報

監修 一般社団兵庫県介護支援専門員協会

編著 中野穰・鶴本和香