メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

施設ケアプラン事例集 疾患別・状態別書き方のポイント

内容紹介

ケアプラン点検者が教える! 施設ケアプランに特化した事例集

 施設ケアマネジメントは居宅ケアマネジメントに比べると、取り上げられる機会が少なくなりがちです。特に、施設ケアマネジャーはケアマネジメントプロセスのなかで重要なケアプランの書き方についても、学ぶ機会が少なく、参考にできるものが少ないという状況があります。
 本書は、年間約500人のケアプラン点検を実施している著者が、施設ケアプランに特化した18の事例を紹介しています。書き方のポイントやよくあるNG文例・OK文例も併せて掲載しているので、どのように考えて作成すればよいかがわかります!

疾患別・状態別で示した事例!

 疾患別として、「適切なケアマネジメント手法」の「疾患別ケア」にあたる脳血管疾患、大腿骨頸部骨折、心疾患、認知症、誤嚥性肺炎を含めた9つの事例を掲載しています。ケアプラン作成に必須のアセスメントの視点もコンパクトにまとめているので、プラン作成時に役立ちます!

 状態別としては、要介護度や医療依存度が高い入居者を想定した事例や、緊急入所やターミナルケアなど押さえておきたい事例を掲載しています。状態像に大きな変化がない入居者への目標設定の仕方や意思疎通が難しい入居者に対する意向欄の書き方などはじめ、施設ケアプランで悩みやすい部分へのヒントがつまっています!

第1表~第3表・第4表を解説するWEB動画付き!

 事例では、解説しきれなかった第1表~第3表・第4表の各項目の書き方を解説するWEB動画(QRコード・URL)を掲載しています。姉妹本である「文例・事例でわかる 施設ケアプランの書き方」の内容や令和3年記載要領改正の内容を踏まえ、わかりやすく解説しています。ぜひご活用ください!

編集者から読者へのメッセージ

 2021年4月に「文例・事例でわかる 施設ケアプランの書き方」を発行した際、「居宅ケアプランの書籍に比べたら施設ケアプランの書籍のほうが、読者の母数が少ないこともあり、売れ行きは控え目だろう」と予測していました。しかし、蓋を開ければ、2度の増刷となり、多くの読者の方々にお手にとっていただきました。施設ケアマネジャーの方々の学ぶ姿勢に敬意を抱くとともに、施設ケアプランへの悩み・ニーズの大きさも実感することになりました。
 そして、「入居者の個別性がわかる施設ケアプランを見たい」「施設ケアプランの書き方をもっと知りたい」といった読者の方々の声を踏まえ、今回は施設ケアプランに特化した「事例集」という形にまとめました。少しでも、施設ケアマネジャーの方々の日々のケアプラン作成業務の参考になりましたら、うれしく思います。

主な目次

第1章 施設ケアマネジメントとケアプランの現状
第2章 施設のケアプランのルールと書き方のポイント
第3章 疾患別事例
第4章 医療的なケアが必要な事例
第5章 例外・緊急時等押さえておきたい事例

著者情報

阿部 充宏(あべ みつひろ)
(合同会社介護の未来代表)

社会福祉法人に25年勤務し法人事業部長や特別養護老人ホームの施設長を経て、2015年に合同会社介護の未来を興し、以降現職。2016年よりケアプラン点検事業を受託し、2022年度は11保険者(神奈川県・岩手県・福島県・山形県)で、年間約500人のケアプラン点検を実施。また、指定市町村受託事務法人として、5保険者から委託され、年間100事業所の運営指導を行っている。その他、神奈川県の指定機関として介護支援専門員更新(法定)研修を実施(年間8回・約1400人)。