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改正感染症法ガイドブック――改正のポイント&施行日別条文

内容紹介

 令和4年12月に公布された改正感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律等の一部を改正する法律)は、次なる感染症危機に備えるべく、感染症法をはじめとした、様々な法律を改正しています。施行日が複数ある段階施行である上、改正箇所が多く、内容の把握は非常に困難です。本書はこれを“ガイド”するべく発行いたしました。

改正感染症法の解説

 感染症法をメインに、施行日別に改正の概要が分かります。新型コロナの5類移行についても解説しています。

改正後の条文は施行日別に2段組表示

 感染症法は令和5年4月、6年4月に主要な改正が施行されます。本書では、令和5年5月8日と令和6年4月1日の2時点における条文を左右に並べて表記しています。改正箇所には下線があるので、条文が2つの時点でどう変わるのか、一目で確認できます。

「改正のポイント」欄と「委任」欄

 重要な改正があった条文には、「改正のポイント」を設け、改正内容を解説。委任規定(「厚生労働省令で定める~」といった文言)のある箇所には、注として「委任」を設け、該当する政令や省令の条文を明記。政省令や通知を参照することなく、サクッと内容を把握できます。

編集者から読者へのメッセージ

 実は本書を企画し、会議を経て編集作業を行うなかで、新型コロナウイルス感染症の5類移行が検討され、期日が発表され、改正省令が公布され、期日の5月8日を迎え…といった動きが、同時並行で起こっていました。これは新型コロナとの闘いのなかで大きな節目となる出来事ですから、必ず反映させないと! とスケジュール変更等、バタバタしたことが思い出されます。
 今の時代、法律の条文は、インターネット検索で簡単に見つけることができます。しかし、改正のあった箇所、政令・省令への委任規定の委任先、準用規定の読み替え、法改正によって制度の何が変わるのか等は、知識のある方でも調べるのに時間を要するかと思います。本書は法令を読み解く際の「時間のかかる点」を解消するべく、工夫を重ねました。改正法の解説、条文の左右2段組、「改正のポイント」欄、委任・参照条文といった本書の特長を活用いただき、ご多忙な自治体の職員の方、医療機関や高齢者施設等における職員の方等、感染症対策に尽くされている皆様にお役立ていただければ幸甚でございます。

主な目次

第1章 改正感染症法の概要
 第1節 新型コロナウイルス感染症と感染症法
 第2節 改正感染症法(令和4年法律第96号)のポイント
第2章 感染症法――改正後全文とポイント
 ◎感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114号)
第3章 関連法令――改正後条文とポイント
 ◎地域保健法(昭和22年法律第101号)(抄)
 ◎予防接種法(昭和23年法律第68号)(抄)
 ◎地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律(平成元年法律第64号)(抄)
 ◎医療法(昭和23年法律第205号)(抄)
 ◎検疫法(昭和26年法律第201号)(抄)
 ◎新型インフルエンザ等対策特別措置法(平成24年法律第31号)(抄)
 ◎健康保険法(大正11年法律第70号)(抄)
 ◎国民健康保険法(昭和33年法律第192号)(抄)
 ◎高齢者の医療の確保に関する法律(昭和57年法律第80号)(抄)
第4章 資料