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家族のための はじめての認知症ガイド
専門医がゼロから教える病気・介護・サービス

内容紹介

家族が知りたい認知症のことをまるっと解説!

 「もしかしたら、うちの親、認知症かもしれない・・・」「誰に相談すればいい?」「どこの病院を受診すればいい?」「介護はどうしたらいい?」「治療費が高くなったらどうしよう・・・」。
 このような認知症の人の家族が悩みやすい病気の知識や介護の考え方・方法、利用できる制度・サービス、お金のことなどをやさしく解説しています! 

認知症専門医との対話形式でスッキリわかる!

 著者は、認知症専門医の松永慎史先生。愛知県のクリニックで院長をしていて、診療のなかで、認知症の本人とその家族との対話を非常に大切にされています。そのため、本書も松永先生との対話形式で展開し、読者は実際に悩みを聞いてもらっているような感覚で読み進めることができます!

フルカラー&豊富なイラスト、ワンポイントメッセージで楽しく理解!

 「認知症の種類」「介護保険サービスの利用方法」など一見、難しそうな内容もできるだけコンパクトに、豊富なイラストとともにまとめました。フルカラーでパッと明るい紙面も特徴です。また、随所に執筆者からの「ワンポイントメッセージ」として、知っておくといい補足事項や注意点、アドバイスなど役立つ内容を掲載しています!

編集者から読者へのメッセージ

 2025年には約700万人が認知症になるといわれており、年をとれば誰もが認知症になる可能性があります。認知症に関する書籍は多数発行されており、認知症を題材とした映画やドラマも数多くありますが、認知症に関する知識を十分もっているという人は、まだまだ少ないのではないでしょうか。

 そんななかで、自分の大切な両親やパートナーが認知症かもしれない、と思ったとき、具体的にどのようにすればよいのかわからないことも多いと思います。本書は、認知症かも? と思ったときから受診する段階、認知症が進行し、介護が必要になった段階、そして最期のときまでを見据えて、本人や家族が本当に知りたい情報を厳選してまとめました。

 執筆者である認知症専門医の松永先生、精神保健福祉士の中井様は多数の認知症の人とその家族と日々かかわり、サポートされています。そういったご経験をもとに、「本人・家族が本当に困っていることは何か」「どのようにすれば、家族にわかりやすく伝えられるか」ということを吟味し、試行錯誤しながらご執筆いただきました。

 本書が認知症の本人・家族の不安や悩みの解決に少しでも役立つことができればうれしく思います。

主な目次

Part1 認知症かな? と思ったら

第1節 認知症かな? のサイン
第2節 家族がはじめにすること

Part2 診断を受けたら

第1節 家族として心得ておきたいこと
第2節 認知症と認知症に関連する病気を知ろう

Part3 安心して暮らすために知っておきたいこと

第1節 こんなとき、どうすればいい? 生活のなかで起きること
第2節 活用できる制度・サービス

Part4 認知症とともに生きること

第1節 老いを知ろう
第2節 認知症を予防しよう
第3節 今日から「もしも」に備えよう

著者情報

松永慎史先生

相生山ほのぼのメモリークリニック院長。2007年藤田医科大学医学部卒業。2014年藤田医科大学医学部・精神神経科・講師、2018年藤田医科大学医学部・認知症・高齢診療科(内科)・講師を経て、2020年より現職。医学博士・認知症専門医・老年精神専門医。認知症と高齢者の内科・精神疾患の診療が専門でありながら、一般的な内科疾患や心療内科の診療も行い、地域のかかりつけ医としての役割も担っている。