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コーソクくん、福祉サービスを歩く withステッキ

<連載6> 100円杖で安全、楽ちんに

 ボクはふだん杖を使っています。一般的なT字杖。一番気にいっていたのは東京・中野のダイソーで買った100円の杖。安いうえに、からだにピタッと合っていました。それを入院時に、病院がなくしてしまったのです。文句をいっても対応してくれない。で、100円の杖は値上がりして200円になっていましたが、またそれを買いました。 だが、微妙に違うんですよね。長さが1㎝ほど長い。これだけで道路の凹凸に引っかかる。転びそうになるのです。

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 ボクが初めて杖の使い方を理学療法士の方に習った時、歩行訓練用平行棒で歩く時と同じように杖を使えばいいと教えられ、なるほどと思いました。
 杖にはグリップの形状によりT字杖、C字型、L字型などいろいろあります。複数の脚で支える多点杖は、使っている方に聞くと、「平らな道にはいいけどでこぼこがあると不安定」とのことでした。


 立ち上がりや歩行バランスがとりやすい4本足の歩行器は、上手に使わないと、ガチャンガチャンうるさくて、それだけでびっくり。
 ノルディック・ウォーキングのストックのように、両手で持つ2本杖もカッコよくて人気があるようですね。

 ある介護関係の本を読んでいたら、杖ってその人の目的や体の状態に合わせて選べばよいとありました。ボクの場合はめまいからくるよろつきを防ぐのが目的。場合によっては全体重を杖に預けなければならないのです。だから、杖を持つ右腕はピンと張っている。短くするわけにはいかない。他の杖もいろいろ使ってみましたが、どうもぴったりこない。頑丈で軽くて安い、シンプルなアルミ製の1本杖が一番です。

 ボクは水戸黄門やフレッド・アステアじゃないんだし、100円の杖であっても大切な実用品なのです。
 そうそう、杖にテープを貼って名前を書いておくことを忘れずに。100円杖は間違いやすいですから。

 次回の更新予定は9月6日(木)です。


写真1写真2
杖は長さや握りなどによって使い勝手がまるで違ってくるので選ぶ時は慎重に左右のフレームを交互に動かせる歩行器もあるんですね

撮影協力=福祉のニッカ
ホームページ http://www.nikkamicron.co.jp/fukushi/ne01.htm

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プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、急性硬膜下血腫で手術。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害と共存しながら新たな暮らし方を模索中。

*コーソクくんの旧連載(『ボクは高次脳機能障害』)をご覧になりたい方はこちら

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