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野田明宏の「俺流オトコの介護」

座骨神経痛

 在宅介護者であろうが介護職人であろうが、介護の現場に身を置き被介護者と真正面から向き合い支えていれば、腰痛と縁がないという人は少ないはず。オレも座骨神経痛という厄介なモノを抱えて4年ほどになる。
 初めて異変に気づいたのは、母が脱水症状を引き金に入院中。個室へオレも泊まり込んでいたから、その個室のシャワーを浴びてるときに、左臀部の奥に突き刺すような痛みを感じた。腰ではなかった。
 軽い痛みは日々続いた。なんだろう? と想いながらも、特段に悪化もしないので気づかいながらも放置しておいた。
 とはいうものの。特段に悪化はしなかったけれど、段々に痛みが増していく自覚はあった。数ヶ月が経過した頃、スーパーに出かけ、レジで支払いをする頃には左脚が痛くて立てない状態になっていた。自転車から下りてスーパー内を歩く。300メートルも歩いてなかったような気がする。
 左臀部から下、左脚の外側側面の痛みは半端ではなかった。この頃には、腰にも痛みは拡がっていた。
 近所の整形外科を訪ねた。レントゲンを撮ったのだが、MRIを撮ってみないとどこまで悪いか判断つかないと医師から言われた。レントゲンを見る限り、かなり悪い、とも。
 そこの整形にMRIはないので、別日、指定された大きな病院で撮った。なんとまあ! ♪カンカンドンカン♫ ♬ドンカンカンカン♩ MRI撮影中の音は凄まじい。閉所恐怖症の人は困難な場合もある、と事前情報をキャッチしていたが、とにかく狭い。自律神経失調症持ちのオレなので、入って終わるまで目を閉じていた。
 で、撮ったMRIが以下のモノだ。素人が見ても???だが、あまり目にしないと思うので貼っておく。

MRI影像?写真
201010221.png
 
 医師の診断。手術の必要まではないけれど、悪い!
 そして、この整形で、牽引、電気、レーザー治療が始まった。

レーザー治療
201010222.png

 2週間ほど通ったが、良くなる兆候がない。更には、通うのも大変になりつつあった。
 そんな最中、親しい介護職人から、脊椎矯正院というのがあると知らされた。1時間の治療で4000円。しかし、腰痛から解放された人が多いとも聞かされると出向くしかなかった。
 ビンゴ! だった。週2回を3回ほど繰り返したら、30分は平気で歩けるほどに回復した。先生からは、あとはオレの努力と、できれば月1回ほどのの通院がベストと薦められた。

脊椎矯正院で
201010223.png
 
 今、鈍い痛みはあるものの、日常生活に支障はない。もちろん、1時間継続して歩くことはできない。
 つまり、騙し騙しの日々を送っているのだ。いつ? ドカーンと来るかは、神のみぞ知るところだろうか?
 母が寝たきりと呼ばれる状態になって以降、認知症混乱期の頃に経験した気が狂いそうになるような介護からは解放された。しかし、ベッド上でのオムツ交換に体位変換。腰に、とーーても負担がかかるようになった。

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コメント


野田さま

なんとまあ!

ただ一語です。


投稿者: 熊夫 | 2010年11月07日 09:20

おはようございます。
腰痛、これも経験したものでないとその痛みと辛さはわかってもらえないものですね。私も腰痛とは長いつき合いです。すでに若い頃に手術もしています。だましだましでもうウン10年です。体を酷使する無茶は相当やりましたが、今頃そのしっぺ返しをくらっているこの頃です。私もいま混乱期を抜けた状況ですが、ほとんど力を使わずに介助ができるようになったと喜んでいたのに、なんと胸囲が2センチ近く大きくなり、左肘を痛めました(泣)。フライパンが振れません。もう二月になろうとするのにちっともよくなりません。まだまだ力に頼っているんですねえ。それと歳です、はい(__;) 野田さんもお大事に。


投稿者: miyata | 2010年11月07日 10:54

miyata &熊夫 さま

いつもコメントありがとうございます。
今 千葉にいます。
今日、これから
デイサービス宅郎所 いしいさん家を突撃取材です。
腰に負担がかかるので、
岡山からは、
カメラ2台レンズ4本。
あとはパンツ2枚とシャツ2枚靴下1足のみ。
どんなんでしょう?


投稿者: 野田明宏 | 2010年11月09日 05:05

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
野田明宏
(のだ あきひろ)
フリーライター。1956年生まれ。約50カ国をバックパックを背負って旅する。その後、グアテマラを中心に中央アメリカに約2年間滞在。内戦下のエルサルバドルでは、政府軍のパトロールにも同行取材等etc。2002年、母親の介護をきっかけに、老人介護を中心に執筆活動を開始。2010年現在、83歳になる母と二人暮らしで在宅介護を続ける。主な著書は『アルツハイマーの母をよろしく』『アルツハイマー在宅介護最前線』(以上、ミネルヴァ書房)など多数。『月刊ケアマネジメント』(環境新聞社)にて、「僕らはみんな生きている」連載中。
http://www.noda-akihiro.net/
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