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村田くみの「シングル介護のホントのところ」

意外に知られていない「介護者の会」

 私が参加した介護者の会は、2009年4月19日(日)に横浜で行われた、NPO法人介護者サポートネットワークセンター「アラジン」主催の「介護家族のための安心りらっくすツアー」でした。
 横浜は自宅から片道1時間以上かかるため躊躇していましたが、アラジンのHPに書かれてあった“観光スポットみなとみらいのレストランにておいしい食事をしながら、介護する人同士で日頃の悩みを話したり、情報交換などの交流をします”―この文言で出席を即決しました。

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 「アラジン」の存在は、取材を通じて知りました。母親の介護を始めた昨春に知っておきたかった、というよりも、介護者の本当にほしい情報は、当事者に届かないケースがあるのだとその時に実感しました。
 私が介護に直面した時、最初に行ったことは「介護認定」でしたが、その当時母が入院していた病院では、「●日までに退院してください」と主治医から一方的に言われただけでした。慌てた私は、真っ先に区役所に電話をして、手続きの一切を教えてもらいました。
 その時に自治体が独自で発行している「介護保険の手引き」をもらいましたが、介護保険制度のあらまし、手続きの方法は書かれてあっても、相談窓口は「地域包括支援センター」の連絡先しか書かれていませんでした。
 介護する家族が相談したいのは、手続きや介護の方法だけではありません。家族自身が抱える心の悩みを打ち明ける場が必要なのです。
 「介護者の会」の存在を介護者自身がもっと身近に知るためには、どうしたらいいのでしょうか。
 マスコミが記事として取り上げる、区の広報誌に掲載するといった広報活動も重要ですが、介護に追われていると周りが見えなくなり、重要な情報があったとしても気がつかないことが多いのです。
 そんな時こそ、ケアマネジャーやヘルパー、主治医など、介護者と接する立場の人が介護者にも目を向けてくれたら、もっと救われる介護者もいるのではないでしょうか。地元に根付いて活動している介護者の会も増えてきている今、専門職にはこうした地域の情報にもっと敏感になってもらい、介護者につなげてほしいと思います。


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プロフィール
村田くみ
(むらた くみ)
1969年東京生まれ。会社員を経て1995年毎日新聞社入社、週刊誌「サンデー毎日」所属。主に経済、環境、介護の問題に携わる。現在、母親の介護に従事しながら、介護の体験記、介護者に役立つ情報を適宜発信中。
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