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村田くみの「シングル介護のホントのところ」 2009年07月

ストレス発散の「やけ酒」にご注意

 母の介護プランは、1か月の半分を自宅で過ごし、半分を特別養護老人ホームのショートステイを利用するというスケジュールを立てて、しばらく生活していました。
 自宅で過ごす時は、私がスーパーでの買い物から食事の世話をしなければならないので、一日中「今日は何を食べようか」と、食べることばかり考えていました。



介護の孤独からのがれる方法

 横浜で参加した「介護家族のための安心りらっくすツアー」は、母と娘、夫婦で参加する主旨でしたが、私の母は人見知りが激しい性格なので、結局私ひとりで参加しました。会場には総勢で20人ぐらいが集まり、2組の母娘、1組の夫婦、介護中あるいは介護を体験した者が参加しました。
 簡単な自己紹介の後、介護者は待望のフレンチレストランに向かいました。オーダーを済ませてから、あらためて自己紹介を兼ねて、介護の実情を話し合いました。



意外に知られていない「介護者の会」

 私が参加した介護者の会は、2009年4月19日(日)に横浜で行われた、NPO法人介護者サポートネットワークセンター「アラジン」主催の「介護家族のための安心りらっくすツアー」でした。
 横浜は自宅から片道1時間以上かかるため躊躇していましたが、アラジンのHPに書かれてあった“観光スポットみなとみらいのレストランにておいしい食事をしながら、介護する人同士で日頃の悩みを話したり、情報交換などの交流をします”―この文言で出席を即決しました。



介護ストレスを救う「介護者の会」の存在

 まだ“アラフォー世代”の私にとって、親の介護は10年ぐらい先に起こる話と、呑気に暮らしていましたが、ある日突然降りかかってきました。母親(当時74歳)が、昨年春、心筋梗塞で倒れて入退院を繰り返すようになってしまったのです。要介護度は2でしたが、「腰が痛い」と言って、自宅でほとんど寝たきりの状態になってしまいました。
 よく、介護に従事している時の様子を“出口の見えないトンネル”と形容することが多いと思います。私も仕事でいろんなことにチャレンジしたいと計画を練っていた矢先の出来事で、人生の袋小路にはまってしまった感じでした。親の介護には休みはなく、娘の代わりもいません。



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プロフィール
村田くみ
(むらた くみ)
1969年東京生まれ。会社員を経て1995年毎日新聞社入社、週刊誌「サンデー毎日」所属。主に経済、環境、介護の問題に携わる。現在、母親の介護に従事しながら、介護の体験記、介護者に役立つ情報を適宜発信中。
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