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先輩介護者に聞こう 認知症在宅介護 お悩み相談 2011年08月

医師以外に、認知症について相談する人や場はありますか?

【質問】
 専門医への受診は3カ月に1回ですし、短い時間では日々の不安や困りごとなどは相談できません。医師以外に、そういう話を聞いてくれたり、相談できる場所はありますか?
【回答】
 あります。妻の認知症の発症から4年目に「認知症の人と家族の会」に入会し、暗夜に灯を見た思いでした。6年目には介護保険の開始と同時に市の健康センターの「介護者の会」やケアマネジャーが、7年目には健康センターの訪問指導員看護師が、8年目には地元の認知症治療病棟の「家族会」が、11年目の終末期7ヶ月間は訪問看護師が心強い相談相手でした。
 相談する人や場所がたくさんあると、本当に救われます。それも誰かが手を差し伸べてくれるのを待つのでなく、アンテナを高く掲げ、積極的に見つけにいくことが大切です。



子どもたち(家族)に、親の認知症をどう伝えたらいいのでしょうか

【質問】
子どもたち(家族)に親が認知症になったことをどう伝えたらいいのでしょうか。できれば、家族が結束して介護をしていきたいのですが、協力を得るにはどうしたらよいでしょうか。
【回答】
家族じゃありませんか、「できれば」などとおっしゃらずに、ぜひとも結束を呼びかけましょう。私は、認知症の告知の後、入院手術を前にして、離れて暮らす子どもたちに手紙を書きました。これは大変な求心力があり、妻の入院中の嫁婿含めた家族の絆の強さは感動的でした。一例ですが、それぞれのご家庭に合った方法でぜひとも結束を呼びかけましょう。



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プロフィール
長谷川正
(はせがわ ただし)
東京都立高校の英語教員時代に、8歳年上のマリ子さんと出会い結婚。4人の子どもに恵まれる。 平成6年、マリ子さんが68歳のときに記憶障害が現れはじめ、2年後にアルツハイマー病と診断される。それから11年間、精一杯認知症と戦い、平成18年1月に自宅で看取る。 現在は、「認知症家族の会・青梅ネット」代表および認知症キャラバンメイトとして、東京を中心に各地で講演するとともに、家族会を開催し相談にのっている。
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