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立川談慶の「談論慶発」

仙厓さんの禅画にときめく

●食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋、八代亜紀、向井亜紀、水沢アキと、アキにもいろいろありますが、先日、9歳になる長男坊と、有楽町は帝劇ビル9階にあります出光美術館に行ってきました。

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目的は、開催中であった「禅画」。
仙厓(せんがい)さん、という禅宗の高僧の生誕260年にあたるという本年、その水墨画を一同に集めた企画展です。


●岐阜の生まれで、博多で過ごしたこの禅僧は、老若男女誰からも好かれ、「描いてくれ」と言われたら、身分の分け隔てなく描いてあげたそうです。

惜しまれて87歳でその生涯を終えるまで、墨痕鮮やかに、書や画や賛(絵に添えられた言葉)を多数描き残していますが、味わいは何と言ってもその「ゆるやかさ」。

今風の言葉の枠に収めるのならば、「ヘタウマ」というのでしょうが、この技法は真似しようと思ってもマネできない、地味ですがソレを凌駕する「滋味」があるのです。


●「パパ、ぼくも行きたい」
9歳の子に水墨画、しかも禅画などわかるのかなと不安もありましたが、私以上に魅入っていました。

帰り道、「何が一番気になった?」との問いには、「□△〇の絵かなあ」とのこと。
おっと、仙厓さんを代表する作品じゃありませんか…。

「四角張って生まれた人間でも、修業を積むことによって角が取れて丸みを帯びてゆく過程」という解説。

思わず、わが子の頭をなでました。
「この子は天才かも」(親ばかです)。


美術は理解するものではなく、感じるものなんですね。
私も絵描きのはしくれ、じわじわと染み入る感覚、こんな「絵手紙」を描いてゆきたいものです。


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プロフィール
立川談慶
(たてかわ だんけい)
本名、青木幸二。1965年、長野県上田市(旧丸子町)出身。慶應義塾大学卒業後、株式会社ワコールに入社。1991年に立川談志18番目の弟子として入門(前座名『立川ワコール』)。2000年12月に二つ目昇進、談志により『立川談慶』と命名される。2005年より真打昇進。 落語以外にも、テレビ、新聞、雑誌等にレギュラーを持ち、またザ・コンボイ瀬下尚人氏とのユニットライブ「だんじゅり祭」(平成17年より毎年開催)にて、異色コラボレーションを展開中。趣味・特技は、雪駄タップ、かっぽれ、絵手紙。
《談慶公式HP》立川談慶の世界
http://dankei.desu.jp/
《談慶ブログ》裏相田みつを語録
http://yaplog.jp/dankei-uraaida/
《おかみブログ》ダンケシェーンな休日 家族から見た談慶の知られざる素顔?の日記
http://yaplog.jp/dankei-holiday/
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