ページの先頭です。

ホーム >> アクティブシニアサポーターズ >> アクティブライフ入門
立川談慶の「談論慶発」

談志語録

dankei-090910.jpg

 ずば抜けて理論派のうちの師匠、立川談志。

 「三つ子の魂、百まで」とはよく言ったもので、その鬼才の萌芽は、早くも少年時代に確認されていました。

続きを読む

 師匠のお母様から伺った話ですが、近所の悪ガキたちと、「石合戦」に戯れていたわが師、近所のオジサンが、見るに見かねて「こら、何やってるんだ?! お前の投げた石が、あそこのうちの窓ガラスを割ったら、どうするんだ?!」と怒られたそうな。

 その時、すかさず言い返しました。「オジサン、割ってから文句言いなよ」。

 どーですか。
 この「まだ誰にも迷惑をかけていないんだから、余計な指示はいらない」とでもいうような超合理思考。
 これは年端の行かぬ子供の発想ではありません。
 まるでアメリカ人であります。

 さあ、その翌日。
 今度は、昨日の悪ガキたちと寄ってたかって捕まえたカメをいじめていたそうな。
 また昨日のオジサンが「こら、またやってるのか。そんなことしたらカメがかわいそうだろ」と当然の注意。

 今度も師匠、すかさず、「けっ、とんだ浦島太郎だ!」。

 どうですか、皆様方。
 うがった見方をすれば、幼き頃より、こんなカッ飛んだ思考トレーニングを貫き、続けてきた結果の作品こそが、「立川談志」なのであります。
 落語の上手さと相まって、そりゃ天下を獲りますって……。

 不肖・私談慶、弟子入りして18年になりますが、彼我の差は埋められそうにありません。
 こちらとしては、「師匠が絶対やらないこと」を、バカバカしいことも含め、続けていくしかありません。

 隔週に一度、自作の「絵手紙」を掲載するのも、そんな根底の気持ちからなんです。

 さて、この絵手紙。おかげさまで個展を開くほど好評です。
 どうかこちらも、お楽しみくださいね。


※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

コメントを投稿する




ページトップへ
プロフィール
立川談慶
(たてかわ だんけい)
本名、青木幸二。1965年、長野県上田市(旧丸子町)出身。慶應義塾大学卒業後、株式会社ワコールに入社。1991年に立川談志18番目の弟子として入門(前座名『立川ワコール』)。2000年12月に二つ目昇進、談志により『立川談慶』と命名される。2005年より真打昇進。 落語以外にも、テレビ、新聞、雑誌等にレギュラーを持ち、またザ・コンボイ瀬下尚人氏とのユニットライブ「だんじゅり祭」(平成17年より毎年開催)にて、異色コラボレーションを展開中。趣味・特技は、雪駄タップ、かっぽれ、絵手紙。
《談慶公式HP》立川談慶の世界
http://dankei.desu.jp/
《談慶ブログ》裏相田みつを語録
http://yaplog.jp/dankei-uraaida/
《おかみブログ》ダンケシェーンな休日 家族から見た談慶の知られざる素顔?の日記
http://yaplog.jp/dankei-holiday/
メニュー
バックナンバー

文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books