第45回 真の自由は老後にあり!
自分の長所をどんどんアピールしよう
年齢を重ねると、「若いころは楽にできたのに……」と、ため息をつきたくなることがあるかもしれません。
でも、若い時と同じように走ったり跳んだりできないのは当たり前。嘆いてもしょうがないことです。
その代わりに、若いときにはできなくて、今のあなたにできることが必ずあるはずです。
弱点は後ろに回して、自分のいいところを積極的に、自信をもって出してほしいのです。
75歳からは人生でもっとも自由な時期
私は、人の生涯を大きく3つに分けて考えています。
第1の人生(生まれてから20歳まで)は、成長の時期です。親に養ってもらい学校で教育を受ける「受けて伸びる」期間です。
第2の人生(20〜65歳)は「社会に与えつつ生きる」時期。社会人になり、社会に貢献……といいつつも、自分や家族のために働いて時間やお金を費やすことがほとんど。自分で使う時間もなかなか見出せないほど多忙な期間です。
65歳以降は第3の人生です。子育ても終え、忙しいからも離れ、「自由に生きられる」時期です。自分の自由になる時間をもつことができるようになります。
「自分は何にも制限されずに、思いっきり自分の時間を使える」と自分に言い聞かせることも、ポジティブに行動していくための条件の1つです。これまで忙しくてできなかったことのために、誰に遠慮することもなく、思いきり自分の時間を投入してください。
外国語を学ぶにも時間はたっぷりあるのですから、2時間でも3時間も勉強することが。その言葉を何のために使うか。学生の頃なら、試験でいい成績をとるために苦しい思いでした勉強も、歳をとってからの勉強は、「好きな韓国ドラマを字幕なしで見るため」「海外旅行を楽しむため」と、すべて自分の楽しみのためにすることができるのです。
こういう動機でする勉強が、楽しくないわけがありません。
「歳をとると、新しいことができる」と考えると、みなさんのこれからの人生がもっと楽しみになりませんか?
第1の人生(生まれてから20歳まで)は、成長の時期です。親に養ってもらい学校で教育を受ける「受けて伸びる」期間です。
第2の人生(20〜65歳)は「社会に与えつつ生きる」時期。社会人になり、社会に貢献……といいつつも、自分や家族のために働いて時間やお金を費やすことがほとんど。自分で使う時間もなかなか見出せないほど多忙な期間です。
65歳以降は第3の人生です。子育ても終え、忙しいからも離れ、「自由に生きられる」時期です。自分の自由になる時間をもつことができるようになります。
「自分は何にも制限されずに、思いっきり自分の時間を使える」と自分に言い聞かせることも、ポジティブに行動していくための条件の1つです。これまで忙しくてできなかったことのために、誰に遠慮することもなく、思いきり自分の時間を投入してください。
外国語を学ぶにも時間はたっぷりあるのですから、2時間でも3時間も勉強することが。その言葉を何のために使うか。学生の頃なら、試験でいい成績をとるために苦しい思いでした勉強も、歳をとってからの勉強は、「好きな韓国ドラマを字幕なしで見るため」「海外旅行を楽しむため」と、すべて自分の楽しみのためにすることができるのです。
こういう動機でする勉強が、楽しくないわけがありません。
「歳をとると、新しいことができる」と考えると、みなさんのこれからの人生がもっと楽しみになりませんか?
若者があこがれる新老人とは
私が主唱する「新老人」の定義とは、「75歳になってからでも、自立した心で勇気をもち、夢を追って行動する」です。
歳を重ねて、足が不自由になったり、目が見えにくくなったり、耳が遠くなったりすることがあっても、「精神的に自立して、胸に夢を描き、上を向いて歩く」。その姿こそが、新老人のシンボルです。
そして、将来自分もそのような老人になろうと思う60歳以上の人はジュニア会員、さらに、そのように立派に伸びたいと思う20歳以上の人がサポート会員となって支えているのが、私が会長を務める「新老人の会」です。
最近は、外国が本当に身近になりました。私も、3人の子どものうち2人はアメリカで仕事をしていますし、孫たちもアメリカにいます。今は私も家内と2人きりの生活です。
このように、年月が経ってだんだん家族が独立していっても、心の友があるということは大きな支えになります。老人クラブのように老人だけで集まるのではなく、年をとっても若い人と交わって何かをすること、そしてそれに喜びを感じるということが、みなさんの心を若くします。
私は、「新老人の会」が、富士山の広々とした裾野のように底辺を広げ、日本にどっしりと根づいてほしいと願っています。これがみなさんの未来を明るくするのだと信じています。
歳を重ねて、足が不自由になったり、目が見えにくくなったり、耳が遠くなったりすることがあっても、「精神的に自立して、胸に夢を描き、上を向いて歩く」。その姿こそが、新老人のシンボルです。
そして、将来自分もそのような老人になろうと思う60歳以上の人はジュニア会員、さらに、そのように立派に伸びたいと思う20歳以上の人がサポート会員となって支えているのが、私が会長を務める「新老人の会」です。
最近は、外国が本当に身近になりました。私も、3人の子どものうち2人はアメリカで仕事をしていますし、孫たちもアメリカにいます。今は私も家内と2人きりの生活です。
このように、年月が経ってだんだん家族が独立していっても、心の友があるということは大きな支えになります。老人クラブのように老人だけで集まるのではなく、年をとっても若い人と交わって何かをすること、そしてそれに喜びを感じるということが、みなさんの心を若くします。
私は、「新老人の会」が、富士山の広々とした裾野のように底辺を広げ、日本にどっしりと根づいてほしいと願っています。これがみなさんの未来を明るくするのだと信じています。
(2009年2月2日)
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財団法人ライフ・プランニング・センター「新老人の会」事業部
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館5F
TEL:03-3265-1907
FAX:03-3265-1909
ホームページ:http://www.lpc.or.jp/senior_soc/ -
◆日野原重明先生が顧問をつとめている「NPO法人医療教育情報センター」に関するお問い合わせ先◆
医療教育情報センター事務所
〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-27-16 ハイシティ代々木303
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