第41回 97歳、新しいことを創(はじ)めています
人を若々しくするのは「心の若さ」
私は、10月4日に97歳の誕生日を迎えました。あと3年長生きすれば100歳という今も、講演や会議で国内外を飛び回る忙しい日々を送っています。
そんなわけで昼間は時間がとれませんから、原稿を書いたり、手紙の返事を書いたりするのはどうしても夜の9時過ぎからということになります。寝るのは明け方の2時、3時ということもよくあります。3時間寝ただけで、講演をし、その後に会議、その後に打ち合わせ……などという日も珍しくありません。
短時間の睡眠でも、私はいつもさわやかに目覚めます。それは今日という日を心新たに迎えるからです。今日はどういう新たな出会いがあるのか心が期待に躍るからです。心が若くないと、外見が若々しく見えるはずはありません。内面の若さが自然と外に現れてこそ、人は本当に若々しくさわやかになるのです。
そんなわけで昼間は時間がとれませんから、原稿を書いたり、手紙の返事を書いたりするのはどうしても夜の9時過ぎからということになります。寝るのは明け方の2時、3時ということもよくあります。3時間寝ただけで、講演をし、その後に会議、その後に打ち合わせ……などという日も珍しくありません。
短時間の睡眠でも、私はいつもさわやかに目覚めます。それは今日という日を心新たに迎えるからです。今日はどういう新たな出会いがあるのか心が期待に躍るからです。心が若くないと、外見が若々しく見えるはずはありません。内面の若さが自然と外に現れてこそ、人は本当に若々しくさわやかになるのです。
大観衆の前での初挑戦に感動
10月3日に、日比谷公会堂で、第7回となった私の誕生日記念コンサート「ハッピーバースデーコンサート」が開かれました。
そこでは、私が作曲した曲をオーケストラが私の指揮で演奏したり、ゲストにお迎えした有馬稲子さんや坂東眞理子さんたちとトーク・セッションを行ったりしました。
その中で、「字を書いてください」と言われ、書道を習ったこともない私が、若い書道家の先生と、どちらが上手か競うことになりました。
1800人のお客さんの前で、畳2枚分ほどもある紙に書くのです。こんなことは初めての経験です。
私は、両手でやっと持てるほどの大きな筆に墨汁をたっぷりとつけて、ググッと力を込め、即興で「夢」という文字を書きました。そして、大きな達成感と感動を味わうことができました。
初めてのことをするには勇気がいるものです。しかし、やれば必ず「やってよかった」という満足感を覚えます。
大リーガーになれたかも?
先日、私は、「新老人の会」のソフトボールクラブでシートノックをしました。
打球は、サード、ショート、ライト、レフトと、ちゃんと狙ったところに飛んでいきました。
私は中学生のとき以来、野球をしたことがないんですよ。それなのに打球は思った方向に飛んでいく。私が本格的に野球をしていれば、イチローくらいになれたのではないでしょうか(笑)。
そんな、ワクワクする興奮を味わうこともできました。
このように、「新しいことを創める」ことは、自分を動機づけて心を若くするのです。そうすると、当然外見も若々しくなります。
絵でも音楽でも、なんでもかまいません。「もう齢だから」などとしり込みせず、ぜひ挑戦してみてください。思わぬ楽しみに出会うことができたり、あるいはあなたの隠れた才能が目覚めることがあるかもしれません。
打球は、サード、ショート、ライト、レフトと、ちゃんと狙ったところに飛んでいきました。
私は中学生のとき以来、野球をしたことがないんですよ。それなのに打球は思った方向に飛んでいく。私が本格的に野球をしていれば、イチローくらいになれたのではないでしょうか(笑)。
そんな、ワクワクする興奮を味わうこともできました。
このように、「新しいことを創める」ことは、自分を動機づけて心を若くするのです。そうすると、当然外見も若々しくなります。
絵でも音楽でも、なんでもかまいません。「もう齢だから」などとしり込みせず、ぜひ挑戦してみてください。思わぬ楽しみに出会うことができたり、あるいはあなたの隠れた才能が目覚めることがあるかもしれません。
(2008年12月1日)
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〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館5F
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FAX:03-3265-1909
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