第20回 健康のために大切なこと(2)
首を回すようにしましょう
昨年、韓国から88歳の大学の先生が来られました。その先生は75歳になってからヨガをはじめたそうですが、開脚座りをしたまま頭を床につけることができるのです。75歳からでも練習すればここまでできるのです。
年をとると、だいぶ首悪(くびわる)で、首が曲がらなくなってきます。女優の森光子さんはもう87歳になるのですが、とても若く見えます。あの人が若く見えるは、後ろを見るときに、肩も腰も足も動かさないで、首だけを動かすからです。つまり、首の回転がよいのです。皆さんも、前を向いた状態で、誰かにグッと首を曲げてもらってみてください。または、自分で首を回したりしてみてください。首の回転がよくなると、若く見られるようになります。
年をとると、だいぶ首悪(くびわる)で、首が曲がらなくなってきます。女優の森光子さんはもう87歳になるのですが、とても若く見えます。あの人が若く見えるは、後ろを見るときに、肩も腰も足も動かさないで、首だけを動かすからです。つまり、首の回転がよいのです。皆さんも、前を向いた状態で、誰かにグッと首を曲げてもらってみてください。または、自分で首を回したりしてみてください。首の回転がよくなると、若く見られるようになります。
いつも笑顔を
笑顔のない人は年をとって見えてしまいます。なぜなら、笑顔はその人にとって一番いい顔だからです。朝や夕方の通勤電車の中では、かなりの割合の人が寝ていますが、そんな寝顔を見ると、なんだか“まとまりのない顔”になっているな、と感じます。
お父さん、お母さんからいい顔の遺伝子をもらっているのですが、毎日満員の通勤電車にゆられて家と職場の往復を繰り返しているうちに、だんだんと、きちっとしていない、まとまりのない顔になっていくのです。45歳以上になると、顔の表情はその人自身が作ります。もはや親の遺伝ではありません。
お父さん、お母さんからいい顔の遺伝子をもらっているのですが、毎日満員の通勤電車にゆられて家と職場の往復を繰り返しているうちに、だんだんと、きちっとしていない、まとまりのない顔になっていくのです。45歳以上になると、顔の表情はその人自身が作ります。もはや親の遺伝ではありません。
長生きできるモデルを見つけましょう
いま日本は少子高齢化が進んでおり、総人口に占める14歳以下の子どもの割合は、世界でももっとも少ないほうです。約1億2000万人いる日本の人口のうち、100歳以上の老人は、今から44年前の1963年には153人でしたが、2006年では2万8395人です。さらに2030年になると27万人以上になるといわれています。
一般的に男性より女性のほうが長く生きます。2006年の日本人の平均寿命は、男性が79歳で女性が85歳ですから、女性のほうが6歳長生きです。たとえば26歳で男性と女性が結婚したとしたら、だいたい女性は男性が亡くなった後、6年間独身生活を送ることになります。
どこの国でもだいたい女性のほうが長生きですが、動物のメスは長生きしません。それはホルモンの仕組みのせいです。鮭は卵を産むために上流に上がり、卵を産むと死んでしまいますが、人の場合は、42歳で最後の子どもを産んだとしても、その後約43年間生きます。つまり、更年期が始まってから、さらにこれまで以上に長い人生があるということです。更年期は、サッカーでいうと、ちょうど前半45分が終了したところでしょうか。女性は、後半のほうが長生きで勝負ができます。つまり、更年期以後にまた人生が始まるということです。
それに対して男性も負けないようにしなければなりません。60歳になってからが本番の人生だと考えて、良きモデルを見つけることが大切です。あのような男性になりたいとか、あのような女性になりたいというモデルを持つのです。
20歳(はたち)の人なら、自分が40歳になったら、あのお兄さんやお姉さんのようになりたい、60歳の人なら、80歳になったときにあの老人のようになりたい、などとというモデルを持つことをおすすめします。そして、そのモデルに近づくためにはどういう生活をすればいいかということを、長生きしている人から聞くのが一番よいでしょう。
一般的に男性より女性のほうが長く生きます。2006年の日本人の平均寿命は、男性が79歳で女性が85歳ですから、女性のほうが6歳長生きです。たとえば26歳で男性と女性が結婚したとしたら、だいたい女性は男性が亡くなった後、6年間独身生活を送ることになります。
どこの国でもだいたい女性のほうが長生きですが、動物のメスは長生きしません。それはホルモンの仕組みのせいです。鮭は卵を産むために上流に上がり、卵を産むと死んでしまいますが、人の場合は、42歳で最後の子どもを産んだとしても、その後約43年間生きます。つまり、更年期が始まってから、さらにこれまで以上に長い人生があるということです。更年期は、サッカーでいうと、ちょうど前半45分が終了したところでしょうか。女性は、後半のほうが長生きで勝負ができます。つまり、更年期以後にまた人生が始まるということです。
それに対して男性も負けないようにしなければなりません。60歳になってからが本番の人生だと考えて、良きモデルを見つけることが大切です。あのような男性になりたいとか、あのような女性になりたいというモデルを持つのです。
20歳(はたち)の人なら、自分が40歳になったら、あのお兄さんやお姉さんのようになりたい、60歳の人なら、80歳になったときにあの老人のようになりたい、などとというモデルを持つことをおすすめします。そして、そのモデルに近づくためにはどういう生活をすればいいかということを、長生きしている人から聞くのが一番よいでしょう。
(2008年1月21日)
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