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特別編 第34回社会福祉士国家試験 問題の講評

特別編(1) 第34回社会福祉士国家試験 午前<共通科目>問題の講評

地域福祉の理論と方法(10問)

 本科目の問題は、幅広い分野から問題が出題されていました。そして、じっくりと読み込ませる問題が多かったですね。地域福祉の主体や推進に関する問題から始まり、地域福祉の推進する国民または地域住民(問題37)、民生委員(問題36)などについて問われました。また、地域福祉の調査方法(問題39)やプログラム評価(問題41)などについても問われてました。こちらは、地域福祉を推進する上でも重要な知識・技術であるため、必ず復習しておきましょう。このほか、地域福祉を基盤としたソーシャルワークにおいては、アウトリーチやアドボカシーなども重要となります。さらに、地域福祉を推進する社会福祉法人の役割やその詳細内容についても整理してきましょう。

福祉行財政と福祉計画(7問)

 本科目の内容は、大別すると、(1)福祉行財政、(2)福祉計画の二つに分けることができます。内容的にも、出題を予想していた地方財政に関する統計的な内容は、例年出題される「地方財政白書」からの出題でした(問題45)。こちらについては、地方の財政を理解するためにも社会福祉士に必須の知識となります。基礎的な用語を押さえた上で、各項目の統計を整理する学習をきちんとしていれば解けた問題でした。このほか、問題42、43、44については、国(厚生労働省)、都道府県、市町村の役割や機能(法定受託事務)を問う問題でした。合わせて、問題46では、福祉行政における専門職等の法令上の位置付けについても問われました。どの問題も、低所得者、高齢者、障害者、児童、地域などの横断的な知識を問うものなのでやや難しく感じたかもしれませんが、どれも各教科で基本的な知識・内容となっている暗記項目ですので、じっくり取り組めば正答にたどり着けたのではないでしょうか。そして、(2)福祉計画は、地方財政を基盤として策定されるものです。全部で2問出題されましたが、やや詳細を問う内容となっていました。福祉計画については、社会福祉士として活躍される皆さんは、地域で策定される福祉計画をもとに、我々の地域福祉が実施されますので、一読しておきましょう。