露木先生の受験対策講座
毎週火曜日更新。人気講師による受験対策講座を、一年通してご提供。合格を目指して一緒にがんばりましょう。
- プロフィール露木 信介(つゆき しんすけ)
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社会福祉士(認定社会福祉士・医療分野、認定医療社会福祉士)、社会福祉学修士。
現在、東京学芸大学教育学部ソーシャルワークコースで教員をするとともに、他大学や他専門学校での非常勤講師、現場におけるスーパービジョンや職員研修などを行っている。大学教員になる前は、病院でチーフ・ソーシャルワーカーとして管理業務や相談業務を行っていた。
受験関係では、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士等の養成講座の講師、受験テキストや模擬試験問題の作成、受験対策講座の講師などを行っている。


第5回 「心理学理論と心理的支援」のポイント
さて、今回も、公益財団法人社会福祉振興・試験センターが示す出題基準に即した内容を中心に、「心理学理論と心理的支援」の具体的な内容、ポイントについて解説していきたいと思います。新年度の新しい環境に疲れている方も多いかもしれませんが、ゴールデンウィークやお休みをうまく活用して、ご自身のケアを心がけてください。
お部屋の中から、「空を見上げて、一呼吸」してみましょう。5月の空は気持ちがよいですよ。
第34回試験をみてみると…
本科目の出題基準によると、大項目として、1.人の心理学的理解、2.人の成長・発達と心理、3.日常生活と心の健康、4.心理的支援の方法と実際の4つがあげられています。
本科目に関しては、昨年度も広範囲な事項が満遍なく出題されていました。ただし、テキスト、ワークブック、過去問解説集、模擬問題集などを活用した、基礎学習が重要となります。
問題を見ていくと、問題8、9では心理学概論の基礎的な知識が問われました。具体的には、問題8で「レスポンデント(古典的)条件付け」について問われました。また、問題9では「記憶」について問われ、具体的には「展望的記憶」の具体例を選ぶものでした。展望的記憶は、「人に会う約束や学校や病院に通う日時など将来の約束や予定に関する記憶」です。このほか、発達については、基礎的な内容が2問(問題10と11)、具体的には、「ピアジェ」と「エリクソン」が出題されました。このように、基本的な内容が問われていますが、「うろ覚え」では解答できない問題も多いので、まだ余裕があるこの時期に、基礎的な用語については整理しておきましょう。
このほか、「ストレス」「心理検査」「心理療法」についても問われていましたが、こちらも基礎的な内容でした。本科目は、過去の問題をベースに学習すると得点につながります。まずは、過去の問題から整理してみましょう。
では、出題基準で取り扱われる4つの項目をもとに整理していきます。
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