メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

露木先生の受験対策講座

毎週火曜日更新。人気講師による受験対策講座を、一年通してご提供。合格を目指して一緒にがんばりましょう。
露木 信介(つゆき しんすけ)

プロフィール露木 信介(つゆき しんすけ)

社会福祉士(認定社会福祉士・医療分野、認定医療社会福祉士)、社会福祉学修士。
 現在、東京学芸大学教育学部ソーシャルワークコースで教員をするとともに、他大学や他専門学校での非常勤講師、現場におけるスーパービジョンや職員研修などを行っている。大学教員になる前は、病院でチーフ・ソーシャルワーカーとして管理業務や相談業務を行っていた。
 受験関係では、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士等の養成講座の講師、受験テキストや模擬試験問題の作成、受験対策講座の講師などを行っている。


第40回 クローズアップ~児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度

 試験まで残り4週間を切りました。いよいよ追い込みです。最後の最後まで一緒に頑張りましょう。

 それでは、今回は、「児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度」で特に理解しておくべきポイントについて解説します。

「児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度」のポイントの振り返り

 本科目は、例年全7問中1~2問が事例問題として出題されています。第33回試験では、配偶者等からの暴力に対する社会福祉士氏の役割に関する対応事例(問題138)と、児童手当の支給先に関する実例(問題139)について問われています。少し解説しておくと、児童手当とは、①家庭等における生活の安定に寄与するとともに,次世代の社会を担う児童の健やかな成長に資することを目的に、②中学校卒業(15歳の誕生日の最後の3月31日まで)の児童を、③養育している父母等、④または施設等に入所している場合は施設等の設置者に支給されます。この4項目を理解しておけば、解答可能な問題でした。事例は、虐待により児童養護施設に入所する13歳の児童ですので、答えは、児童養護施設の設置者となります。

 この他、子ども家庭福祉に関する基礎問題をはじめ、子ども家庭福祉の「施設」に関する問題が、「各児童福祉施設」や「専門職」に関する問題として問われています。また、本科目では、「児童福祉法」「(子どもの)権利」に関する内容や、母子保健法、母子自立支援員、婦人保護施設、保育所などの幅広い知識が問われます。押さえておくべき点はある程度焦点化できますので、基礎さえきちんと理解しておけば確実に得点ができると思います。

 法制度としては、「児童虐待の防止等に関する法律(児童虐待防止法)」や「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(DV防止法)」がよく出題されていますので、法律を一読しておいてください。ちなみに、施設内での児童虐待については、児童福祉法で明文化されていますので、そちらについても一読しておくとよいでしょう。さらに、法改正に伴い、児童虐待の予防と共に、自立支援までの一貫した対応について明文化されました。中でも、児童虐待の予防を担う相談体制として、母子保健法を根拠法とする「母子健康包括支援センター」が重要な役割を担っていきます。

 加えて、本科目で強調したいのは、「社会的養護」についての基礎知識です。具体的には、「施設養護」と言われる乳児院や児童養護施設の基礎知識と、前述しました子どもの権利としての「施設内虐待」の理解です。施設養護については、社会的養護の9割を占め、取り組み課題として、(1)専門的なケアや自立支援に向けた取り組み、(2)継続的・安定的な環境での支援の確保、(3)ケア単位の小規模化と家庭的な養護の推進が挙げられています。一方、社会的養護の1割にとどまる「家庭的養護」については、その充実が検討されています。具体的には、(1)里親制度の拡充、(2)小規模グループ形態の住居による新たな養育制度の創設(ファミリーホーム)、(3)施設におけるケアの小規模化などが挙げられます。ここでは、里親制度についてチェックしておいてください。

 もう一点、強調しておきたいのは、「子どもの貧困」に関する基礎知識です。新聞などでも報道されているのでご存知の方も多いかと思いますが、我が国は、「7.2人に1人の子どもが貧困」であると言われています。この根拠は、17歳以下の子どもがいる家庭の相対的貧困率が13.9%であるからです。そして、この貧困率は、OPCDの中でも高いカテゴリーにあります。この子どもの貧困に対しては、新たに設けられた「生活困窮者自立支援法」で、任意事業ではありますが「学習支援事業」として、生活困窮者の自立促進のための生活困窮家庭での養育相談や学び直しの機会提供、学習支援といった「貧困の連鎖」の防止の取り組みや中間的就労事業の立ち上げ支援など、育成支援などを実施することになっています。このほか、生活保護受給家庭の子どもの高等学校等への修学費用が生業扶助(高等学校等修学費)で確保されています。さらに、小学校や中学校へのスクールソーシャルワーカーの設置などを見越した取り組みも始まっています。以上のように、子どもの貧困については重要項目ですので、必ず押さえておきましょう。

 それでは、本科目の重要項目の整理をしていきます。


受験対策WEB講座の配信がスタート!

「見て覚える!社会福祉士国試ナビ2022」
https://chuohoki.socialcast.jp/contents/category/socialito

「わかる!受かる!社会福祉士国家試験合格テキスト2022」
https://chuohoki.socialcast.jp/contents/category/socialark

もっと問題を解きたい人は合格アプリ!

社会福祉士合格アプリ2020

社会福祉士合格アプリ2022
過去問+模擬問+一問一答+穴埋め

毎年大好評の社会福祉士受験対策アプリの最新版!
「過去問」「模擬問」コンテンツが販売中
「一問一答」「穴埋め」は8月にかけてリリース予定!
  • 詳細はこちらから
  • ダウンロードはこちらから
    App Store
    Google Play
  • ※この商品は、スマートフォンとタブレットでご利用いただけます。パソコンでは操作できません。