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張先生の受験対策講座

張 百々代(はり ももよ)

受験勉強のガイド役となるのがこのコーナーです。受験対策のプロである張(はり)先生が、あなたの合格までの道のりをサポートします。

プロフィール張 百々代(はり ももよ)

精神保健福祉士・社会福祉士。児童養護施設、老人福祉施設での勤務を経て福祉系専門学校講師に。
現在は受験対策講座講師、各大学での受験対策に従事しており、第三者後見人として精神障害者・知的障害者の成年後見活動にも携わっている。

特集③ 夏の勉強法 社会 精神 介護

第9回 「精神障害者の生活支援システム」

宿泊型自立訓練

 宿泊型自立訓練は、障害者総合支援法の訓練等給付に位置付けられるサービスです。自立訓練(生活訓練)の対象者のうち、日中、一般就労や障害福祉サービスを利用している者で、地域移行に向けて一定期間、居住の場を提供して帰宅後における生活能力等の維持・向上のための訓練その他の支援が必要な障害者を対象としています。

 標準利用期間は、原則2年で、長期間入院していた場合等は3年になります。また、市町村審査会の意見を聴いた上で市町村が必要と認める場合は、標準利用期間を超える支給決定の更新を行うことが可能です。

 サービス内容は、生活訓練として入浴、整容、着替えなどの支援や生活等に関する相談、助言、健康管理等を実施します。職員は、サービス管理責任者、生活支援員、地域移行支援員が配置されます。利用者負担は応能負担で所得に応じた自己負担上限額があります。

宿泊型自立訓練

対象 自立訓練(生活訓練)の対象者で帰宅後における生活能力等の維持・向上のための訓練等の支援が必要な障害者
サービス内容 入浴、整容、着替えなどの支援、相談、助言、健康管理等
標準利用期間 原則2年。長期入院者等は3年
利用者負担 応能負担。所得に応じた自己負担上限額がある

福祉ホーム

 福祉ホームは、障害者総合支援法の都道府県と市町村の地域生活支援事業の任意事業に位置付けられている事業です。現に住居を求めている障害者に、低額な料金で、居室などの設備を利用させ、日常生活に必要な便宜を供与することによって、障害者の地域生活を支援することを目的としています。

 利用対象者は、家庭環境、住宅事情等の理由で、居宅において生活することが困難な障害者ですが、常時の介護、医療を必要とする状態にある者は対象外です。低額な料金で利用でき、施設の管理、利用者の日常に関する相談、助言、福祉事務所等関係機関との連絡、調整等のサービスを受けることができます。

住宅入居等支援事業(居住サポート事業)

 住宅入居等支援事業(居住サポート事業)は、障害者総合支援法における市町村の地域生活支援事業に位置付けられている事業です。

 保証人がいない等の理由で入居が困難な障害者等に対し、入居に必要な調整等、家主等への相談・助言を通じて、障害者等の地域生活を支援することを目的としています。

 対象は、障害者等で賃貸契約による一般住宅(公営住宅及び民間の賃貸住宅)への入居を希望しているが、保証人がいない等の理由により入居が困難な者です。ただし、現に障害者支援施設、のぞみの園、児童福祉施設もしくは療養介護事業所に入所している障害者又は精神科病院に入院している精神障害者は除きます。

 サービス内容は、不動産業者に対して物件の斡旋を依頼したり、家主等との入居契約手続きの支援を行います。地域において公的保証人制度がある場合には、必要に応じてそれを利用するための支援をします。また、利用者の生活上の課題に応じて、関係機関から必要な支援を受けることができるよう、居住支援のための関係機関によるサポート体制の調整を行います。

福祉ホーム 都道府県と市町村の地域生活支援事業の任意事業。低額な料金で利用でき相談・助言などを受けることができる
住宅入居等支援事業 市町村の地域生活支援事業。不動産業者への物件斡旋の依頼入居手続きの支援等を実施

 このほか、障害者の居住支援のための法制度を下記にまとめましたのでご参照ください。

障害者のための住宅施策

障害者基本法 国・地方公共団体は障害者の住居の確保のための施策を講じなければならない
公営住宅 障害者の優先入居制度がある
対象は身体障害者、知的障害者、精神障害者等
公営住宅グループホーム事業(公営住宅をグループホームとして活用するための改修工事費が助成対象)を実施
住宅セーフティネット法 住宅確保要配慮者が入居しやすい賃貸住宅の供給促進を図っている
住宅確保要配慮者とは高齢者、子育て世帯、低所得者、障害者、被災者等

 いかがでしたか。「精神障害者の生活支援システム」では、このほか、障害者の生活支援の理念、精神障害者の実態、障害者の就労支援、関連諸制度について、具体的な法制度やサービス内容をよく理解しておきましょう。

 今回で専門科目をいったん終わります。次回からは共通科目を取り上げていきます。次回は「人体の構造と機能及び疾病」です。

 では第24回の精神保健福祉士国家試験の中から今回の課題をあげておきますので、チャレンジしてみてください。

第24回精神保健福祉士国家試験「精神障害者の生活支援システム」

問題73 次のうち、「障害者総合支援法」に基づくサービスに関する記述として、正しいもの1つ選びなさい。

  • 1 共同生活援助(グループホーム)は、介護給付に位置づけられている。
  • 2 福祉ホームは、自立支援給付に位置づけられている。
  • 3 住宅入居等支援事業(居住サポート事業)の実施主体は、都道府県である。
  • 4 行動援護は、外出時において視覚障害のある障害者に同行し、移動の援護を行う。
  • 5 自立訓練(生活訓練)の申請には、サービス等利用計画案の提出が求められる。


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