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張先生の受験対策講座

張 百々代(はり ももよ)

受験勉強のガイド役となるのがこのコーナーです。受験対策のプロである張(はり)先生が、あなたの合格までの道のりをサポートします。

プロフィール張 百々代(はり ももよ)

精神保健福祉士・社会福祉士。児童養護施設、老人福祉施設での勤務を経て福祉系専門学校講師に。
現在は受験対策講座講師、各大学での受験対策に従事しており、第三者後見人として精神障害者・知的障害者の成年後見活動にも携わっている。

特集③ 夏の勉強法 社会 精神 介護

第8回 「精神保健福祉に関する制度サービス」

精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)の意義と内容

 この分野は、精神保健福祉法の内容を十分学習しておきましょう。

 法律の目的、精神保健福祉センター、地方精神保健福祉審議会、精神医療審査会、精神保健指定医制度、退院後生活環境相談員、入院形態、精神障害者保健福祉手帳制度、家族支援などについて、諸制度の詳細と精神保健福祉士の役割を念頭において整理しておきましょう。第24回では、精神医療審査会に関する出題がありました。後ほどこの分野を取り上げて解説していきます。

 また、現在の精神保健福祉法に至るまでの法改正と歴史的展開、精神障害者に関する施策の発展についての出題実績もありますから、精神病者監護法、精神病院法、精神衛生法、精神保健法、精神保健福祉法への変遷とその改正内容も理解しておきましょう。

精神障害者の福祉制度の概要と福祉サービス

 障害者基本法の内容と今までの法改正のポイント、精神障害者施策との関係、障害者基本計画、障害者政策委員会、障害者関係の法律における障害者の定義等について、整理しておきましょう。第24回では、障害者基本法に規定されている事項に関して出題がありました。

 障害者総合支援法に基づく精神障害者に対する具体的なサービス内容は、出題率の高い分野です。自立支援給付の内容、地域定着支援と地域活動支援センター、自立支援医療、障害支援区分認定のプロセス、基幹相談支援センターの役割等が出題されています。

 第24回試験では、自立支援医療に関して、自己負担上限額、受給者証の有効期間、要否判定、申請先が出題されました。

精神障害者に関連する社会保障制度の概要

 健康保険、国民健康保険、後期高齢者医療制度の仕組みと費用負担、保険給付の内容、介護保険制度の仕組みと利用手続き、介護保険サービスの内容、生活保護制度年金制度、社会手当、雇用保険などの所得保障、障害者に対する税制優遇措置などの経済的支援制度の学習が求められています。第24回では、健康保険法における入院時生活療養費が出題されています。

 国民健康保険の高額療養費制度、生活保護の医療扶助、障害年金制度、地域包括支援センター、具体的な介護保険サービス等も出題されています。地域包括支援センターの精神障害者への相談機関としての役割を理解しておきましょう。

 経済的支援として、特別障害者手当、生活福祉資金貸付制度、労働者災害補償保険、雇用保険、障害基礎年金、障害手当金、生活困窮者住居確保給付金、所得税の障害者控除についても、それぞれの支給要件等を整理しておきましょう。第24回では短文事例問題で、障害基礎年金に関する出題がありました。

相談援助に係わる組織、団体、関係機関及び専門職や地域住民との協働

 精神障害者の相談援助にかかわる機関や組織、専門職として、保健所、地域活動支援センター、家族会、セルフヘルプグループ、ピアサポート、社会福祉協議会の福祉活動専門員、介護相談員、認知症サポーターなどの役割を押さえておきましょう。保健所の精神保健福祉業務、アルコホーリクス・アノニマス(AA)に関しても出題されています。

 職場のメンタルヘルスにおける労働基準監督署の役割、精神保健福祉相談員、社会福祉協議会、特定非営利活動法人、主任児童委員、保護司等も出題されています。発達障害者支援センターに関して、根拠法、業務内容、配置職員、設置主体、利用対象者なども出題されていますので、発達障害者支援法に目を通しておきましょう。

更生保護制度の概要と精神障害者福祉との関係

 更生保護制度の意義と目的、仮釈放の流れと手続き、地方更生保護委員会の役割、保護観察所と保護観察官、指導監督と補導援護などについて、更生保護制度の仕組みを整理しておきましょう。

 更生保護の担い手、仮釈放と協力雇用主制度、更生保護施設、断薬のための保健所の役割、自助グループ等の出題実績があります。更生保護法に規定されている更生保護制度全般の仕組み、保護司法における保護司の性格や法的位置付け、更生保護にかかわる民間組織や団体の役割等も整理しておきたいものです。第24回では、更生保護制度における地方更生保護委員会の役割についての出題がありました。

更生保護制度における関係機関や団体との連携

 更生保護制度の前提となる司法の仕組みとして、刑務所や少年院などの矯正施設の種類、地域定着支援センター、保護観察所の役割等の出題実績があります。近年の更生保護の対象者の特徴として、高齢者や障害のある受刑者が多いこと、矯正施設退所後の再犯の確率が高いことなどを挙げることができます。

 更生保護制度における司法・医療・福祉の連携の必要性と、それに対応するための更生保護施設、地域生活定着支援センター、自立更生促進センター、自立援助ホームの働き、仮釈放の決定機関、保護観察期間等についても整理しておきましょう。

医療観察法の概要

 医療観察法の目的と意義、医療観察制度の仕組み、審判決定の手続き、鑑定入院制度、指定入院医療機関、指定通院医療機関、入院処遇と通院処遇などについて、整理してまとめておくことをおすすめします。

 医療観察法における重大な加害行為、指定入院医療機関、医療観察法の処遇内容、処遇改善請求、処遇決定に対する対応等が出題されています。この分野は、医療観察制度の仕組みについて詳細に問われる傾向があります。社会復帰調整官、地方裁判所の役割、通院医療期間延長の申し立て権者、保護観察所長の役割、入院処遇患者の退院決定権者なども整理しておきたいものです。

医療観察法における精神保健福祉士の専門性と役割

 医療観察法において、精神保健福祉士はどのような役割を担っているのかを押さえましょう。具体的には、保護観察所に配置される社会復帰調整官の業務として、生活環境の調査、生活環境の調整、精神保健観察、関係機関相互間の連携の確保等の具体的な内容を理解しておきましょう。

 精神保健参与員についても出題されています。医療観察制度の担い手とそれぞれの役割、精神保健福祉士資格の位置付け等も確認しておきましょう。第24回試験では、社会復帰調整官の役割として、生活環境の調査、精神保健観察、生活環境の調整が出題されています。

社会資源の調整・開発に係わる社会調査の意義、目的、倫理、方法及び活用

 精神保健福祉士のソーシャルワーカーとしての活動が社会調査を踏まえた根拠に基づいた実践となるために、社会調査の意義と目的や社会調査における倫理や個人情報の取り扱い等に注意して学習しておくとよいでしょう。

 精神科デイケアにおけるSSTの効果調査、住民意識調査、精神障害者福祉のニーズ調査についての出題がみられます。社会調査における倫理綱領及び具体的な調査方法としての横断調査、縦断調査、量的調査、質的調査について学習しておきましょう。コホート調査、エスノグラフィー、実験計画法、折半法、多変量解析法、ミックス法等が出題されています。第24回では、無作為化比較試験が出題されました。

 以上、全体を概観してきました。今回は、精神保健福祉法に規定されている精神医療審査会を中心に解説していきます。


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