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張先生の受験対策講座

張 百々代(はり ももよ)

受験勉強のガイド役となるのがこのコーナーです。受験対策のプロである張(はり)先生が、あなたの合格までの道のりをサポートします。

プロフィール張 百々代(はり ももよ)

精神保健福祉士・社会福祉士。児童養護施設、老人福祉施設での勤務を経て福祉系専門学校講師に。
現在は受験対策講座講師、各大学での受験対策に従事しており、第三者後見人として精神障害者・知的障害者の成年後見活動にも携わっている。

第28回 「心理学理論と心理的支援」

 皆さんこんにちは。受験の手続きも終わり、いよいよ本格的な体制で受験に取り組む方も多いことでしょう。学習時間の確保に悩んでいる方もいると思いますが、効率よく必要な内容を漏らさずに学習することができるよう、もう一度学習計画を見直し、確保できる学習時間とやるべきことを整理して、合格のための最も効果的な学習を進めていきましょう。

 今回は「心理学理論と心理的支援」を取り上げます。この科目は、範囲が広く慣れない用語が多いので、苦手とする受験生が多いようですが、自分の心理も含め身近な事柄として理解すると大変興味深く学習することができます。今回は、心理療法について取り上げていきます。では最初に前回の課題の解説をしておきましょう。


第23回 精神保健福祉士国家試験

問題 2 心臓と血管の構造と機能に関する次の記述のうち、正しいもの1つ選びなさい。

  • 1 肺と右心房をつなぐのは、肺静脈である。
  • 2 左心房と左心室の間には、大動脈弁がある。
  • 3 血液は、左心室から大動脈へと流れる。
  • 4 上大静脈と下大静脈は、左心房に開口する。
  • 5 血液は、大動脈から肺に流れる。
正答3

解答解説

  • 1 × 肺と右心房をつなぐのは、肺動脈です。身体を巡って受け取ってきた二酸化炭素の多い「静脈血」は、心臓の「右心房」に入り、「三尖弁」を経て「右心室」に行き、「右心室」から「肺動脈」を経て「肺」に運ばれます。
  • 2 × 左心房と左心室の間には、「僧帽弁」があります。右心室から「肺」に送り込まれた血液は、二酸化炭素を置いて酸素を受け取り、酸素の多い「動脈血」になって、「肺」から「心臓」に入る血管である「肺静脈」を通り、「左心房」に戻ります。「左心房」に戻った血液は、「僧帽弁」を経て「左心室」に送り込まれます。
  • 3 〇 左心室に送り込まれた「動脈血」は、左心室から身体の上部には「上行大動脈」を経て、身体の下部には「下行大動脈」を経て、それぞれ身体の各組織に運ばれていきます。
  • 4 × 上大静脈と下大静脈は、「右心房」に開口しています。上大静脈は、身体の上部を巡って二酸化炭素が多い静脈血を、下大静脈は、身体の下部を巡って二酸化炭素が多い静脈血を心臓に運び、右心房に送り込みます。身体を巡ってきた血管は、「右心房」に戻るということを覚えておくとよいでしょう。
  • 5 × 心臓から肺に流れる血管は、「肺動脈」です。「肺動脈」を経て「肺」に運ばれた静脈血は、「肺」に二酸化炭素を置いて酸素を受け取り、酸素の多い「動脈血」にして、「肺静脈」を通り「左心房」に送り込まれます。これを「肺循環」といいます。
第22回 精神保健福祉士国家試験 「人体の構造と機能及び疾病」

問題1  人体の構造と機能に関する次の記述のうち、正しいもの2つ選びなさい。

  • 1 視覚は、後頭葉を中枢とする。
  • 2 腸管は、口側より、空腸、回腸、十二指腸、大腸の順序である。
  • 3 肺でガス交換された血液は、肺動脈で心臓へと運ばれる。
  • 4 横隔膜は、消化管の蠕動に関わる。
  • 5 副甲状腺ホルモンは、カリウム代謝をつかさどる。
正答1

解答解説

  • 1 ○ 脳は、大脳、脳幹、間脳、小脳から構成されています。大脳は、前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉に区分されます。前頭葉は思考や判断、抑制機能、頭頂葉は主に知覚や感覚、後頭葉は視覚の統合、側頭葉は聴覚や記憶をつかさどります。
  • 2 × 腸管は、口側より、小腸の十二指腸、空腸、回腸を経て、大腸の順序で構成されています。
  • 3 × 肺でガス交換された血液は、「肺静脈」で心臓に運ばれます。医学の分野では、心臓を起点として身体の部位を捉えるため、心臓から出る血管はすべて動脈と呼び、心臓に入る血管はすべて静脈と呼びます。そのため肺から心臓に入る血管は肺静脈と呼ばれています。「肺静脈」には、肺で二酸化炭素を受け取った「動脈血」が流れているということも注意しておきましょう。
  • 4 × 横隔膜は、呼吸運動に関わります。肺の呼吸運動は、横隔膜と肋間筋の運動によって行われ、息を吸うときは、横隔膜が下がり外肋間筋が収縮して胸郭が広がり、胸腔内の容積が大きくなることによって肺が拡張し、空気が肺の中に入っていきます。息を吐くときは、内肋間筋が収縮することによって胸郭が小さくなり、腹壁筋の収縮によって横隔膜が上に挙がり胸腔内の容積が小さくなり、肺自身も収縮して空気が排出されます。消化管の蠕動運動に関わるのは、腸管中に内在する自律神経系で、副交感神経が運動を亢進させ交感神経が運動を抑制する働きをしています。
  • 5 × 副甲状腺は、血液中のカルシウムとリン代謝をつかさどるホルモンを分泌します。生体の恒常性を維持する働きをホメオスタシスといい、血液中のカルシウム濃度を調節するために副甲状腺ホルモンが働いて、骨吸収や骨形成のバランスをとっています。

 いかがでしたか。「人体の機能と構造及び疾病」では、身体・精神の成長と発達、老化による身体の変化、疾病と症状、障害、精神疾患、認知症などもよく学習しておきましょう。

 では、「心理学理論と心理的支援」に入っていきましょう。この科目は、欲求・動機付けと行動、感覚・知覚・認知、学習・記憶・思考、人格・性格、集団、適応、発達、ストレス、心理検査、心理療法等の分野があります。今回は心理療法について取り上げていきます。

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