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張先生の受験対策講座

張 百々代(はり ももよ)

受験勉強のガイド役となるのがこのコーナーです。受験対策のプロである張(はり)先生が、あなたの合格までの道のりをサポートします。

プロフィール張 百々代(はり ももよ)

精神保健福祉士・社会福祉士。児童養護施設、老人福祉施設での勤務を経て福祉系専門学校講師に。
現在は受験対策講座講師、各大学での受験対策に従事しており、第三者後見人として精神障害者・知的障害者の成年後見活動にも携わっている。

第27回 「人体の構造と機能及び疾病」

 皆さんこんにちは。今回から共通科目を取り上げていきます。「人体の構造と機能及び疾病」では、人体の各構造とそれぞれの機能を理解し、それらの機能が障害されたとき、どのような疾病を引き起こすかを押さえておきましょう。また疾病と障害の概要、老化と生活習慣病などもよく学習しておきましょう。今回は「身体の各器官の構造と機能」について取り上げていきます。では最初に前回の課題の解説をしておきましょう。




第21回 精神保健福祉士国家試験

問題75 次のうち、地域障害者職業センターの業務として、正しいもの2つ選びなさい。

  • 1 職業準備訓練のあっせん
  • 2 障害者雇用納付金の徴収
  • 3 職場復帰支援(リワーク支援)の実施
  • 4 高度の職業リハビリテーションに関する研究・開発
  • 5 職場適応援助者(ジョブコーチ)の派遣
正答3、5

解答解説

  • 1 × 職業準備訓練のあっせんを行うのは、障害者就業・生活支援センターです。障害者就業・生活支援センターは、障害者雇用促進法に基づき、障害者の職業生活における自立を図るため、雇用、保健、福祉、教育等の関係機関との連携の下、障害者の身近な地域において、就業面および生活面における一体的な支援を行い、障害者の雇用の促進および安定を図ることを目的とする機関です。就業面での支援として、ハローワーク、地域障害者職業センター、特別支援学校、事業主などと連携しながら、就職を希望する障害者や職場不適応により離職した障害者への就職に向けた準備支援、職業準備訓練や職業訓練等のあっせん、職場実習のあっせん、就職活動の支援、職場定着に向けた支援、在職中の障害者への助言、事業主に対する雇用管理の助言、関係機関との連絡調整等を実施します。
  • 2 × 障害者雇用納付金の徴収は、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が実施します。障害者雇用納付金制度とは、101人以上労働者を雇用する企業で障害者法定雇用率を未達成の企業が納付する制度です。101人以上の企業で、障害者法定雇用率を達成した企業には、障害者雇用調整金が支給され、100人以下の企業で、障害者法定雇用率を達成している企業には、障害者雇用報奨金が支給されます。
  • 3 〇 地域障害者職業センターは、職場復帰支援(リワーク支援)を実施しています。職場復帰支援(リワーク支援)とは、うつ病等で休職中の障害者が職場復帰をするために、雇用事業主や主治医と連携して、休職中の障害者の職場復帰を支援することです。リワーク支援の対象は、主治医が職場復帰のための活動を開始することを了解している者です。リワーク支援では、休職中の障害者がリワークスケジュールに沿って障害者職業センターに通所して規則正しい生活リズムを構築し、ストレスへの対処方法を習得できるようにし、復帰予定の職場での作業体験や、上司・同僚などとの交流を通じた不安の軽減や会社との調整等を行います。
  • 4 × 高度の職業リハビリテーションに関する研究・開発を行うのは、障害者職業総合センターです。障害者職業総合センターは、障害者に対する職業リハビリテーション関係施設の中核的機関として位置づけられています。高度で先駆的な職業リハビリテーション・サービスを提供し、職業リハビリテーションに関する研究と開発、技術情報の提供、専門職員の養成・研修を実施する機関です。
  • 5 〇 職場適応援助者(ジョブコーチ)の派遣は、地域障害者職業センターが実施します。障害者の円滑な就職および職場適応を図るため、事業所にジョブコーチを派遣し、障害者および事業主に対して、雇用の前後を通じて障害特性を踏まえた直接的、専門的な援助を実施します。
第23回 精神保健福祉士国家試験

問題 74 次の記述のうち、「障害者雇用促進法」に基づく職場適応援助者(ジョブコーチ)に関する説明として、適切なもの2つ選びなさい。

  • 1 職業リハビリテーションに関して研究する。
  • 2 円滑な就職と職場適応ができるよう、障害者と事業所の双方を支援する。
  • 3 就業面の支援に併せて、体調や生活のリズムの管理に関する支援を行う。
  • 4 対象となる障害者が、正式に就職してから支援を開始する。
  • 5 障害者雇用率未達成の事業主に対して指導する。
正答2、3

解答解説

  • 1 × 職業リハビリテーションに関して研究するのは、「障害者職業総合センター」です。「障害者職業総合センター」は、障害者に対する職業リハビリテーション関係施設の中核的機関として位置づけられています。高度で先駆的な職業リハビリテーション・サービスを提供し、職業リハビリテーションに関する研究と開発、技術情報の提供、専門職員の養成・研修を実施する機関です。
  • 2 〇 職場適応援助者(ジョブコーチ)は、障害者が職場に適応できるように、具体的な目標を定めた支援計画に基づいて本人と事業者に対する支援を行います。本人に対しては、障害者の職務の遂行がスムーズに行くように本人の職務遂行機能の向上に関する助言や援助等を行います。事業主に対しては、障害特性に配慮した雇用管理に関する支援、障害者の職場配置や職務内容の設定に関する支援、職場全体の障害への理解のための意識の啓発、障害者との関わり方に関する助言、障害者に対する指導方法に関する助言等を行い、最終的には、事業者の上司や同僚によるナチュラルサポートにスムーズに移行していくことを目指して支援します。
  • 3 〇 職場適応援助者(ジョブコーチ)は、職場におけるコミュニケーションの支援、障害者自身の体調や生活リズムの管理に関する支援、安定した職業生活を送るための家族の関わり方に関する助言等を行います。
  • 4 × 職場適応援助者(ジョブコーチ)は、職業相談のための公共職業安定所等への同行支援、職場実習等における支援、通勤の支援、事業所への定期訪問等による職場定着への支援、その他、安定した職業生活を送るために必要な支援を行います。仕事に就いた者だけでなく、就職する前も、また、就職した後も支援するということに注意をしておきましょう。
  • 5 × 障害者雇用率未達成の事業主に対して指導するのは、公共職業安定所の業務です。公共職業安定所は、事業主に対して障害者雇用に関する相談、助言、障害者雇用率未達成事業所などへの指導・勧告等を実施します。そのほか、就職を希望する障害者の求職登録、障害者職業相談員による障害者の態様や適性・希望職種等に応じたきめの細かい職業相談、職業紹介、職場適応指導等を実施します。

 いかがでしたか。「精神障害者の生活支援システム」は、精神障害者が地域で生活していく上で、援助者として知っておかなければならないさまざまな就労支援機関やその役割、居住支援などについて十分学習しておきましょう。

 では今回の「人体の構造と機能及び疾病」に入っていきましょう。今回は、身体の各器官の構造と機能について取り上げます。

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