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張先生の受験対策講座

張 百々代(はり ももよ)

受験勉強のガイド役となるのがこのコーナーです。受験対策のプロである張(はり)先生が、あなたの合格までの道のりをサポートします。

プロフィール張 百々代(はり ももよ)

精神保健福祉士・社会福祉士。児童養護施設、老人福祉施設での勤務を経て福祉系専門学校講師に。
現在は受験対策講座講師、各大学での受験対策に従事しており、第三者後見人として精神障害者・知的障害者の成年後見活動にも携わっている。

第19回 保健医療サービス

 皆さん、こんにちは。試験まであと約6か月となりましたね。受験の手続きを進めていきましょう。学習は進んでいますか。忙しさのなかでなかなか時間をとることが困難な方が多いと思いますが、短い時間でも集中的にポイントを絞った効率的な学習で力をつけていきましょう。

 今回は、「保健医療サービス」を取り上げます。この科目は、医療保険制度、国民医療費、医療法における諸規定、医療ソーシャルワーカー、医療関連職種と、出題範囲も明確で対策の立てやすい科目です。基礎を押さえれば合格ラインである6割は十分得点できますから、まず基礎をしっかり押さえてから医療と介護の連携や地域医療への理解を深めていきましょう。ではまず、前回の課題の解説をしていきます。

第21回 精神保健福祉士試験 「低所得者に対する支援と生活保護制度」

問題67 社会福祉法に定める福祉に関する事務所(福祉事務所)の組織と業務に関する次の記述のうち、最も適切なもの1つ選びなさい。

  • 1 福祉事務所の指導監督を行う所員及び現業を行う所員は、都道府県知事または市町村の事務の執行に協力する機関である。
  • 2 現業を行う所員は、援護、育成または構成の措置を要する者の家庭を訪問するなどして、生活指導を行う事務をつかさどる。
  • 3 厚生労働大臣の定める試験に合格しなければ、社会福祉主事になることが出来ない。
  • 4 福祉事務所の長は、福祉事務所の指導監督を行う所員の経験を5年以上有したものでなければならない。
  • 5 福祉事務所の指導監督を行う所員及び現業を行う所員は、社会福祉主事でなくても良い。

正答 2

解答解説

  • 1適切でない。福祉事務所の指導監督を行う所員及び現業を行う所員は、都道府県知事又は市町村長の事務の執行を「補助する機関」である。都道府県知事又は市町村長の事務の執行を「協力する機関」として位置づけられているのは、民生委員である。
  • 2 適切。現業を行う所員(現業員)は福祉事務所長の指揮監督を受けて、援護、育成又は更生の措置を要する者の家庭を訪問するか、あるいは訪問によらない方法で面接し、本人の資産、環境等を調査し、保護その他の措置の必要性の有無やその種類を判断して、本人に対して生活指導を行う等の事務を司る。
  • 3 適切でない。社会福祉主事になるための試験はない。大学等で厚生労働大臣の指定する社会福祉に関する科目を修めて卒業した者、都道府県知事の指定する養成機関又は講習会の課程を修了した者、社会福祉士、厚生労働大臣の指定する社会福祉事業従事者試験に合格した者、これらの者と同等以上の能力を有すると認められる者として厚生労働省令で定めるもの等の中から任用するとされている。厚生労働省令で定めるものには、精神保健福祉士が含まれている。
  • 4 適切でない。福祉事務所の長になるために、福祉事務所の指導監督を行う所員の経験の有無や年数は問われない。
  • 5 適切でない。福祉事務所の指導監督を行う所員及び現業を行う所員は、社会福祉主事でなければならない。社会福祉主事でなくてもよいのは、福祉事務所の長と事務を行う所員である。

 いかがでしたか。「低所得者に対する支援と生活保護制度」は、生活保護制度全般をよく理解し、生活保護の動向、ホームレス対策等の基礎的内容等についても整理しておきましょう。では、今回の「保健医療サービス」について、出題基準と近年の出題傾向を分析しながら対策を考えていきます。

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