「好き・得意」を伸ばしてリラックス!
「好き・得意」を伸ばしてリラックス!

篠原 亜花里(しのはら あかり)さん
特別養護老人ホーム 勤務
けあサポ:篠原さんは今回初めて介護福祉士国家試験を受けられたとのことですが、受験のきっかけを教えていただいてもよろしいでしょうか。
篠原:私の住んでいる地域にはお年寄りが多くて、とても身近な存在なんです。だから「将来働くときは、お年寄りとかかわる仕事をしたいなあ」と子どもの頃から思っていて、福祉専門の高校に入学しました。そこは短大の附属で、大学に進学して「技術や知識をきちんと修得して、介護福祉士になろう」と思い受験しました。
けあサポ:高校生の頃から福祉に関して勉強をされていたのですね。受験勉強もその頃から始めていたのでしょうか。
篠原:国試があること自体は、高校入学時から意識していましたが、受験に向けた具体的な勉強は、短大の2年生になってから始めました。
けあサポ:そうだったのですね。勉強はどんな風に進めていらっしゃったのでしょうか。
篠原:学校のテキストや、『介護福祉士国家試験 過去問解説集』『介護福祉士国家試験 書いて覚える!合格ドリル』(ともに中央法規出版)を使って勉強していました。
過去問は何度も解きましたね。分からないところは解説を読んだり、学校のテキストや『合格ドリル』で確認したりしていました。
受験勉強を始めるにあたって、まずは「コミュニケーション技術」や「生活支援技術」といった、自分が好きだったり勉強しやすかったりする科目から取り組んで、苦手な「社会の理解」や「こころとからだのしくみ」は、追々始めた感じです。
けあサポ:苦手な科目はどうやって覚えていましたか。
篠原:ビジュアル化すると頭に入りやすかったので、難しい内容は絵や図表にして覚えました。あとは、過去問を解いて間違えた問題にはフセンをつけて、×が多かったところをテキストなどで確認しました。
けあサポ:1日の勉強時間はどれくらいでしたか。
篠原:普段の平日は学校の授業を受けていました。模擬試験の日は、試験のあとに3時間くらい学校に残って、分からなかったところを先生に質問したり…休日は2~3時間、過去問や『合格ドリル』を何回も解いたり、読んだりしていました。
けあサポ:ちょうど「模擬試験」というワードが出てきたところで…模試は何回くらい受験されましたか。
篠原:短大の2年生のときに3~4回くらい受けました。初めて受けたのは夏だったと思います。直前の模試では先生に、「模試は本番より難しいから、これくらいの点数なら本番も大丈夫」と言われて、ちょっとほっとしました(笑)
けあサポ:それは勉強の成果が出てきていたってことですね!試験直前に気をつけていたことはありますか。
篠原:勉強面では…特に大きく勉強方法を変えることはなかったです。ただ、苦手な科目をやってストレスを感じるより、得意な科目をどんどん頑張ろうって思って、そちらを多めに勉強していました(苦手な科目は平均点を狙うくらい)。
あと、受験前日にホテルに泊まったんですが、緊張でなかなか寝付けず…でも「もういいや!寝よう!」って気持ちを切り替えて、リラックスするよう心がけました。
もちろん、体調管理には普段から気をつけていました。
けあサポ:あまり自分を追い込みすぎず、楽な気持ちでいることも大切なのかもしれませんね。
では最後に、見事に合格された今、これが合格につながったと思うことを「受験必勝3箇条」として3つ、教えてください。
私の「受験必勝3箇条」
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- 継続は力なり(毎日少しずつでもいいので勉強する)
- 集中(あれこれ手を出すより、自分に合った本や勉強法に絞る)
- リラックス(気持ちを追い込みすぎない!)
篠原:私は「社会の理解」が特に苦手で、制度や統計の数値を覚えるのが大変で、「もうこの科目はやらなくていいかな…」と何度も挫折しそうになりました。でも頑張って覚えたら、それが本番の試験にも出たんです。皆さんも、苦手な科目も最後まで諦めず頑張ってください!
けあサポ:ありがとうございました!