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石橋先生の受験対策講座

石橋 亮一(いしばし りょういち)

忙しい日々の中で効率よく勉強するにはどうしたら?とお悩みのあなたに、ぴったりのガイド役となるのがこのコーナーです。介護の現場にも詳しい石橋亮一先生が受験勉強のポイントを講義します。

プロフィール石橋 亮一(いしばし りょういち)

介護福祉士/社会福祉士/介護支援専門員
社会福祉法人同胞互助会にて特別養護老人ホーム、在宅介護支援センター、株式会社ベネッセコーポレーションにてホームヘルプサービス、居宅介護支援事業等に従事。その後、地域や学校、介護サービス事業者・施設の研修講師・アドバイザー、介護認定審査会委員、東京都第三者評価員、介護サービス情報の公表制度調査員、特別養護老人ホームの施設長等に携わる。介護福祉士や社会福祉士、介護支援専門員などの受験対策講座も数多く行っている。『福祉現場のための感染症対策入門』(中央法規出版)も執筆。

第3回 インプット学習&アウトプット学習

こんにちは。今回は、筆記試験の学習方法についてお伝えします。

テキストを読み、知り、理解し、覚える!

 介護福祉士国家試験だけでなく、今後皆さんが受けると思われる、介護支援専門員(ケアマネジャー)の試験など、世の中のさまざまな試験と勉強方法には、共通する鉄則があります。

 それは、「インプット学習」「アウトプット学習」という2つの勉強です。両者をこなせば受かります。片方にとどまると受かりません。

 「インプット学習」とは、「試験当日に出題されるであろう、介護の仕事に必要な、知識、技術、理念(方針)について、テキスト(受験参考書)をとにかく読んで、知って、理解して、覚えて、頭の中に入れる(インプットする)」勉強のことです。

 受験参考書については、皆さんが受験する来年1月実施の第34回の筆記試験に対応したものが、夏頃から書店の店頭に並びます。時期が来たら、あらためて紹介しますね。それまでは、本講座で、ボチボチと頭を慣らしておきましょう。

過去問題や模擬問題を解く、解く、解く!

 筆記試験で得点し、合格通知を手にするためには、「アウトプット学習」も不可欠です。試験当日は、それまで頭に入れ込んだ、知識、技術、理念(方針)を、独特な緊張感の中で、頭の貯蔵庫から出して(アウトプットして)、問題の正解を当てなければなりません。

 そのためには、知識等を頭から出すという訓練が必要となります。そこで、「当日と同じような問題に触れ、実際に解き、解き慣れながら、正解・不正解をチェックする」勉強を、アウトプット学習といいます。

 アウトプット学習の材料としては、「過去問題集」と「模擬問題集」の2種類があります。これらも第34回に対応するものが、もうすぐ発行されます。

 ところで、第34回も、過去の筆記試験と同様に、五者択一の問題形式となるでしょう。そして前回同様、125問すべて、「正しいもの(適切なもの)を1つ選べ」という出題形式に統一されることが予想されます。

 今後、筆記試験当日に向けて過去問題などを解答する際は、「正しいもの(適切なもの)を1つ探すとともに、誤っているもの(適切でないもの)を4つ消す」という2つの方向から正解を導き出すことを試み、その頭の使い方、問題の解き方を訓練し、解き慣れていくとよいでしょう。また、試験問題は、1問あたり1分30秒から40秒くらいのペースで解く必要があります。途中に、事例問題を読む時間も必要です。今後の学習で、時間の感覚も、つかんでいくことになります。

 以上のような学習を必須とする一方で、受験勉強の土台として、介護に関する本質的な理解も不可欠です。それを身に付ける学校や実務者研修等での学びを、まずは関心をもって取り組んでください。

 また、筆記試験には、社会人の皆さんにとって、3年以上の実務経験で培い、本講座でも学ぶ、望ましい介護のあり方を踏まえれば、解くことができる問題も多く出題されます。明日からの現場において、利用者に関わるあらゆることや、職場内外の研修で習得することなど、すべてが出題範囲ととらえ、体調に気をつけながら一日いちにち、従事していってください。

 ところで、筆記試験は、第24回介護福祉士国家試験から「新しいカリキュラム(出題基準)」に対応した出題となっています。

 そこで次回は、カリキュラム(出題基準)について説明します。