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馬淵先生のケアマネジャー受験対策講座

ケアマネジャー試験で出題される介護支援分野、保健医療サービスの知識等、福祉サービスの知識等の3分野の中から厳選した〈必ず知っておきたいテーマ〉を解説しています。 講師はケアマネ試験対策のプロ・馬淵敦士先生。いっしょに合格を目指しましょう!

特集③ 夏の勉強法 社会 精神 介護 ケアマネ

脳卒中とパーキンソン病

 高齢者に多い疾患は毎年必ず出題され、合格するためには乗り越えなければならない壁になります。とはいえ、それらの疾患すべてを覚えるのはたいへんです。ここでは、ケアマネ試験で頻出の脳卒中とパーキンソン病についてお話ししていきます。

目次

脳卒中

脳卒中は脳血管が詰まるものと破れるものに分けられる

 一般的に脳卒中といわれますが、これは専門用語ではありません。「卒中」とは、「急激に症状が出現する」ことを意味します。

 脳卒中は大きく分けると、脳血管の梗塞(血管が詰まる)と出血(血管が破れる)に分類されます。それらについてまとめます。

梗塞の種類

心原性脳塞栓症 心臓内でできた血の塊が脳に流れて血管を塞ぐ
アテローム血栓性脳梗塞 動脈硬化などで徐々に血管が詰まる
ラクナ梗塞 1.5㎜未満の細い血管が詰まる

 心原性脳塞栓症は、心房細動(心臓の心房が細かくふるえて血液をうまく送り出せなくなる)が原因になることが多いとされています。前触れなく発症するのが特徴です。

 また、アテローム血栓性脳梗塞は血管が徐々に詰まっていくため、前兆として一過性脳虚血発作が起こる場合もあります。

出血の種類

脳出血 脳内の細い血管が破れて出血する
くも膜下出血 脳の動脈瘤が破れて、くも膜の下に出血する

 血圧が高くなること(高血圧)やそれに伴う動脈硬化によって脳の血管が破れる、というのが脳出血になります。

 くも膜下出血は若い人にも起こります。動脈瘤とは、血管内にできたコブのようなものです。これが脳とその表面にあるくも膜の間で破れると大量出血につながり、結果、強烈な頭痛が引き起こされます。

生活習慣病が要因となる

 高血圧・糖尿病・脂質異常症などのいわゆる生活習慣病が脳卒中を引き起こすといわれています。

片麻痺が起こりやすい

 脳卒中では後遺症が残ることが多いですが、最も多くみられるのが片麻痺です。右脳で出血(梗塞)が起こると左半身麻痺、左脳で出血(梗塞)が起こると右半身麻痺になるというように、脳と逆の部位で麻痺が発症します。また、言語障害や半側空間無視(左右どちらかの空間を認知できない)などが出現することもあります。

【これだけは!】脳卒中

脳梗塞には、血栓により突然発症する心原性脳塞栓症と、徐々に血管が詰まっていくアテローム血栓性脳梗塞などがある。
脳出血には、細い血管が破れる脳出血と、くも膜の下にできた動脈瘤が破れるくも膜下出血がある。

パーキンソン病

四大運動症状が出現する

 パーキンソン病は、50~60代に多く発症するといわれている神経系の疾患です。介護保険の特定疾病になっています。

 ここでは、パーキンソン病の特徴的な症状(四大運動症状)をみていきます。

①振戦
身体が本人の無意識にふるえる症状です。初発症状として現れます。じっとしているときに出現することが多く、安静時振戦と呼ばれます。
②筋固縮
固まって動けないということではなく、「スムーズに動くことができない」という症状です。それが歯車の動きに似ているため、歯車現象とも呼ばれます。
③無動
まったく動けないわけではなく、「動作が遅い」という症状です。また、表情の変化が乏しくなり、お面をかぶっているような表情になるので、仮面様顔貌と呼ばれます。
④姿勢・歩行障害
前傾姿勢で小刻み歩行がみられます。また、姿勢が保つことが難しくなるため、転倒リスクが高まります。

治療は薬物療法が基本

 パーキンソン病では、基本的に薬物療法がとられます。パーキンソン病の症状は脳でドパミンが不足することによって現れるため、ドパミン神経伝達を改善させる薬を使います。ただし、進行そのものを止める治療法はまだ開発されていません。病状が進んでくると、徐々に薬が効かなくなり、寝たきりになってしまいます。

 また、リハビリテーションなどを含めた非薬物療法も同時に進めていくことが大切です。非薬物療法には、下肢の筋力や平衡機能の維持のための運動療法、リズム感や気分を改善するための音楽療法などがあります。

【これだけは!】パーキンソン病

「振戦」「筋固縮」「無動」「姿勢・歩行障害」の四大運動症状がある。

まとめ

 脳卒中・パーキンソン病は高齢者に多い疾患なので、みなさんの利用者や患者にもいるかもしれません。ケアマネになるための勉強は、試験に合格するためのものですが、ここで得た知識をみなさんの今の仕事にも役立てていただきたいと考えています。利用者や患者のことを考えて学ぶと、モチベーションが上がると思います。引き続き学習を進めていきましょう。

馬淵敦士(まぶち あつし)
ベストウェイケアアカデミー学校長。介護福祉士、ケアマネジャーの受験対策講座を各地で開催し、アカデミー受講者の合格率は全国合格率を大幅に上回る。『ケアマネジャー試験過去問解説集』(中央法規)の代表執筆を務める。

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